若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

柿は好きです。

好きだから買う。

買ったところへお隣から見事な柿をたくさんもらった。

お隣の奥さんの実家が柿農家なんです。

買った柿が見すぼらしく見えるほどの立派な柿です。

当分柿は買わなくてよろしい。

今日は自治会のパトロール

トロールが終わって公園で解散して参加者十人ほどで歩いてたら、メンバーのAさんが「ちょっとうちに寄ってください」と言った。

いやな予感がした。

Aさんの庭に柿の木が二本あって、なんちゅうかもう無茶苦茶に実がなってるのに気づいてたんです。

無茶苦茶です。

柿ってこれほど密集してなるのか。

このあたり、庭に柿の木があるうちは多いけど、これほどの大量密集柿は見たことない。

みなさん「ブドウみたい」と言ってました。

それが美しく色づいてた。

で、「うちに寄ってください」とくれば・・・。

ポリ袋に入れた柿が用意してあった。

私は無駄な抵抗とは思いつつ一番最後に回った。

無駄であった。

十人に配ってもまだ余ってた。

小さな柿がたくさん入ってた。

89歳のAさんが収穫した柿です。

じっくり味わいたいと思います。

 

 

文化の日

御即位記念第71回正倉院展に張りあって開催中の「あやめ池公民館文化祭」に家内と行ってきました。

文化祭の目玉は、3歳児みーちゃん出演のリトミック

リトミックとは何か・・・う~ん・・・なんちゅうか、動いてました。

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みーちゃん、のりのりです。

3歳児6人の「グループ」というのでもないのでリーダー役というのもなく皆さん自主的に動いたり泣いたりママに抱きついたりしてました。

6人それぞれ満足げに舞台を降りました。

3歳児リトミックのあとは近所の小学生のコーラス。

さてそのあとは一気にというか一挙にというか無茶苦茶にというか出演者の年齢が急上昇いたします。

社交ダンスというのがあるんですが、みーちゃんたちが立ったのと同じステージで社交ダンス?

3歳児6人とママさん6人でいっぱいいっぱいでしたが。

続いて「フラダンス」「歌謡舞踊」を見るのはいいとして、「いきいき元気体操」も見るんでしょうか。

客席でもするんでしょうか。

あと、「婦人会美容体操部」のダンスもあります。

美容体操をしてもムダ!というデモンストレーションじゃないかと思うあなたはかなり意地が悪い。

フィナーレは「婦人会民謡部」の「総踊り」で『河内音頭』『江州音頭』をぶちかましてにぎやかに文化祭お開きです。

私も公民館分館長を2年務めましたので、これだけのイベント、役員さんは大変だろうと思いました。

(パンフレットに「あやめ池公民館文化祭」となってるんですが、「あやめ池公民館」ではなくて「伏見公民館あやめ池分館」なんです。まあ、そんなことは分館長を2年務めた私くらいしか気にしないと思います。)

 

時代の目

幼稚園年長さんあきら君が来て先日買ったスマホスタンドを見つけました。

この前来たときは、目ざといあきらくんがどういうわけか見落として帰ったんです。

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見るなり「これなに!?スマホ乗せるの?」と言いました。

すごいです。

これを見て即座にスマホと結びつけるのがすごいと思いました。

私は「キンドル」を乗せる台があれば便利だと思ってネットで探して見つけたんです。

「おばあちゃん、スマホ乗せて」と言うあきら君の目を見て、これが時代の目なんだなあとしみじみしました。

 

100歳が行く

きのうの朝、駅前行きのバス停でわが町の100歳万年青年梅野さんといっしょになりました。

先月も同じ時間に『歩こう会』に参加の梅野さんといっしょになりました。

 

「おはようございます」

「おはよう!」

ニコニコとお元気です。

「今日も『歩こう会』ですか」

「そうです」

「どちらへ?」

「・・・え~っと・・・あれ?・・・あの・・・う~ん・・・出てこん・・・まいったな」

「お寺ですか?」

「いや・・・池のね・・・う~ん・・・まいったな・・・なんべんも行ってるんやけどね」

橿原線近鉄)ですか?」

「そうです・・・お城のある駅の一つ手前で・・・まいったな、出てこんな」

「お城のある駅というと、郡山ですか?」

「いや、ちがいます。え~っと、スケジュールの紙が・・・」

バッグを探したけど入ってないみたいです。

前に会ったときは、「これがスケジュール。コピーしてあるからこれはあげます」と言ってわたしてくれたんですが。

「まいったな、まいったな」と頭に手をやる100歳梅野さんはかわいというかほほえましいというかとてもいい感じなんですが、ご本人にとってはそれどころじゃなかろうと思うと気が気じゃなくてこっちがまいってしまっていろいろヒントを出すんですがますます焦らせてるみたいでこっちも焦ってきて、えらいこっちゃ!誰か助けて~!と思ってるとこへバスが来たのでほっとして乗り込んだら『歩こう会』のメンバー80歳の女性Aさんがすわってたので「助かった~」と思いました。

Aさんは子供はないけど「ニッポンのお母さん」という感じで私なんかすぐ甘えたくなる。

これまでの人生、周囲の頼りない男に苦労してきました!頼りない男はこのわたくしにおまかせください!という雰囲気なんです。

熊本出身で、「中学でも高校でも男の子は私のことこわがっとったよ」と言ってました。

そのAさんの横にすわった梅野さんが「今日はどこに行くんやったかな?」とおずおずと聞きました。

「結崎!予定表持っとらんの?・・・忘れた?・・・池?池なんかないよ!・・・お城?なにそれ?・・・え?そんなとこ行かんよ!・・・環濠?行くの?私は行かん。」

ぽんぽん言ってました。

ぽんぽん言われてました。

いい感じです。

Aさんの話では、梅野さんはひと月ほど前に骨折したとこだそうです。

とにかく、すごいです。

 

 

 

 

 

 

最後の個展

高校時代の美術部の友人S君の個展に行ってきました。

この日記でも何度か紹介してますがS君は個展マニアというか個展中毒というか個展狂というかとにかく激しく個展をする。

現役の大学教授時代も激しかったけど退職後ますます拍車がかかってしまって案内のはがきが来てもほとんど何も感じなくなりました。

何年か前、もう付き合いきれないと思ってたら彼も感づいたようで、「これが最後の個展!」と言い出した。

最後の個展と言われたらウソとは思いつつ行かざるを得ない。

「最後の個展」だけで20回は行きましたよ。

もうほんと~に付き合いきれないと思ってこの二、三回は行かなかった。

先日案内のはがきが来て、電話がかかって「今度こそ、今度こそホントの人生最後の個展!」というので仕方なく行きました。

画廊でしゃべってたらS君がうっかり口をすべらせた。

「今、次の個展に向けて製作中や」

もう知らんわ。

起きたら霧でした。

数十メートル先が見えない。

いい感じです。

いい感じだなあと思ったけど、社会人は大変なだと思いました。

私みたいな半社会人はいい感じですむけど。

でも霧はすぐ晴れる。

少しのしんぼうです。

でもその少しが通勤時間である。

何度か経験しましたが大変だったような記憶がかすかにある。

ご苦労様である。

霧ってすぐ晴れるものなんですかね。

夜霧というのがあるそうですが経験したことない。

歌の世界だと『夜霧よ今夜もありがとう』『夜霧のしのびあい』『夜霧の第二国道』その他夜霧関係が多い。

朝霧は歌にならないようです。

珍しいところでは、朝霧でも夜霧でもなく、『矢切りの渡し』というのがある。

いずれにせよ朝霧は通勤のじゃまになるくらいだけど夜霧はしのびあったりむせび泣いたりするのに都合がいいようです。

私は夜霧でしのびあったこともないしむせび泣いたりしたこともないのでありがたみはわかりませんが、ありがとうと言ってる人があるんだから夜霧ってありがたいんでしょうね。

むせび泣いたことはないけど、むせて泣いたことはある。

苦しかった。

 

聖母模写

ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィの聖母マリア像を模写してます。

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17世紀の画家で、人気はあったけど「芸術家!」という感じじゃなくて、注文を受けていろんな画家の「コピー」も器用にこなしたそうです。

単なるコピーじゃなくて、自分流にコピーしたと言うんですが、どんなものか見たいです。

これくらいの腕があればコピーも楽々で楽しいと思います。

いいなあ。(-_-;)

このひとの作品は19世紀になると「甘い宗教画」という評価になって値下がりしたそうです。

今また上昇中というんですが、西洋絵画は100年単位で上がったり下がったりしてるみたいですね。

このマリア様も甘いと思いますが、「ネエチャン顔」じゃないので許せます。

近代のマリア像は「ネエチャン顔」が多いと思うんですが、このマリア様も当時としては「ネエチャン顔」だったのかもしれない。