最近、BSプレミアムでやってる映画を録画して見てます。
しょうもないのが多い。
なぜこんなにしょうもない映画が多いのか考えたら、録画して見てるからじゃないかと思いました。
まず家でテレビで見るというのが、映画館で見るよりもわがままでえらそうな見方になるのじゃないか。
そして、録画してみるというのがもう一つえらそうな見方になるのじゃないか。
早送りしますからね。
これは相当「えらそう」ですよ。
で、「しょうもない!」と宣告してしまうのじゃないか。
昨日見た『カリ-トの道』もしょうもなかった。
プエルトリコ系のやくざとチンピラが活躍(?)します。
暴力と殺人、裏切り、義理と人情、女、追跡、逃走、いろいろ盛りだくさんです。
主演がアル・パチーノですが、私はこのひとの顔をおぼえられない。
最近見た映画に出てた人じゃないかと思ったら、『セント・オブ・ウーマン』でした。
これもしょうもなかった。
どちらで見てもアル・パチーノという人は、すごみがあると思います。
『カリートの道』は力作だと思いますが、やくざの義理と人情も追跡と逃走も見る気がしないので、私にとっては無駄な力作でした。
力作でないよりはいいですが。
この映画のはじめに、アル・パチーノの敵役の検事が出てくるんですが、顔を見た時、「お!あの校長だ!」と思いました。
『セント・オブ・ウーマン』に出てきた、敵役の校長です。
調べたら、ジェームズ・レブホーンという俳優でした。
知的な男前と思うんですが、映画の世界では「知的な男前」は敵役を演じることになるんですかね。
最近見た二本の映画でアル・パチーノと共演して、二本とも敵役というのは偶然でしょうか。
アル・パチーノとジェームズ・レブホーンは、なんか関係あるんでしょうか。
『カリートの道』の原作小説を書いたのは、元ニューヨーク州最高裁判事の人です。
プエルトリコ移民の子供で、ニューヨークの貧民地帯で育って、大学で法学を学び判事になって、やくざが絡む殺人事件などを数多く手がけたようです。
そういう生まれ育ちと職業経験をもとに、退職後に小説を書いた。
プエルトリコ系のちんぴらやくざということで、『ウエストサイド物語』を思い出しました。
ニューヨークではいまだに活躍(?)してるんですかね。