高校美術部の先輩gicchonさんの水彩画展を見に行きました。
心斎橋筋を通って行ったんですが、9割は外国人観光客じゃないでしょうか。
会場は二年ほど前の個展の時と同じ画廊でした。
画廊に入っていったとき、私の顔を見てgicchonさんが、「う~ん・・だれだったかなあ」という表情をしたので焦りました。
「ちょっとちょっと!」と思いつつ近づいてもなお、「う~ん・・」と苦しそうに私を見るので非常に焦りました。
焦りまくって肩を思い切りバン!とたたいたら、やっとわかったみたいでした。
思い切り肩をたたかないと思いだしてもらえないのかとさびしくなりました。
gicchonさんは肩をさすりながら、「いや~、逆光で、ちょっと・・・」と安物のデジカメみたいな言い訳をしてました。
前はgicchonさんの個展でしたが、今回はお友達の女性との二人展でした。
前の個展の時は、私が行ったとき客は誰もいなかったけど、今回は女性客が十人ほどでにぎわってました。
大変な違いであると思いました。
う~ん、gicchonさんが女性ファンに囲まれてるのか、二人でゆっくり話すわけにはいかないなと思ったんですが、私が入っていったら女性たちはgicchonさんと私を置き去りにしてあっちに行ってしまって大いに盛り上がってましたので、gicchonさんのファンではなかったみたい。
gicchonさんは、「いや~、彼女たち、気を使ってくれて」と強がってましたが、気なんか使ってる感じは全然なかったです。
いずれにせよ、gicchonさんと二人きりでゆっくり話せて良かった。
一番印象に残ったのは、gcchonさんが何年か前に珠算教室に通ったという話です。
子供のころ珠算教室に行きだしてすぐ挫折したことがトラウマになってて、六十半ばを過ぎて再度挑戦する気になったそうです。
そんなことがトラウマになるかと思うんですが、gicchonさんみたいな秀才にとってはなるのかもしれない。
で、トラウマ払しょくのため、珠算教室の小学生たちと切磋琢磨、日商三級まで取ったそうです。
ただし、ソロバンでは小学生についていけたけど、暗算ではかなわなかったということです。
私が、「つまり、指の動きは小学生なみで、アタマの動きは小学生以下ということなんですね」と言ったら、苦悶の表情を浮かべて、「いや~、暗算になると逆光が・・・」と、わけの分からんことを言ってました。
なんでも逆光のせいにしてるようです。