「タブレット」というのを買いました。
ウチのパソコンは持ち運びタイプじゃない。
「タブレット」という「どこでも使える小型パソコン」があるというのでほしいと思ってたんです。
新たに設定したり契約したりする必要はないという話でした。
近くの家電量販店に行ったら若い店員が接客中で、レジの「やや高齢寄り女性」が売り場に案内してくれた。
この女性にタブレットの説明ができるのであろうか。
レジの女性はどこから見ても「一般高齢寄り女性」だったんです。
「一般高齢寄り女性」には悪いけど「タブレット」とは相性が悪そうに思いました。
彼女はニコニコと「これです」と言いました。
言われなくてもわかる。
値段がいろいろなのでどうちがうのか聞いたら彼女はあっけなくあっさりと悪びれず「わかりません」と答えた。
やっぱりね。
他に「高齢寄り男性店員」も二人いたんですが彼女は「わかるものが接客中なので」と言いました。
しばらく待ってたらその若者が来た。
説明を聞くと買えばすぐ使えるようです。
「特に難しいことはないんやね」と念を押したら、「・・・そうですね・・・特にまあ・・・難しいことはないですけどね」と、なんとなく歯切れがわるいというか奥歯にものが挟まったというか、邪推の鹿之助としては、「う~ん、このおじさんには難しいかもしれんな、と心配してるんだな」と勘繰りました。
帰って「簡単設定」という説明書を読んだら「キンドル」と同じみたいでした。
「キンドル」の設定はあっけなくできたので、これもあっけなくできると思いました。
スイスイ進んだと思ったんですが途中から同じとこをグルグル回るようになって悩んでるうちに電源が切れて、また電源を入れてグルグルまわりを繰り返して一日目終了。
二日目も同じようなことで、これはあかんと投げ出して、あの若者に文句を言いに行こうと思いつつあちこちさわってたらヤフーの画面が現われた。
使えるようになってたのに気づかず二日間グルグル回りを繰り返してたみたいです。
文句言いに行かなくてよかった。