明けましておめでとうございます、というとこですが、このトシになるともうそんな気分でもないですなあ。
子供のころは、新年明けましておめでとうで、お年玉くれましてありがとうだったけど、今では明けましてもくれましてもない。
明けてると言えばずっと明けてるし、暮れてると言えばずっと暮れてる。
年末に録画した映画を見ました。
『OK牧場の決闘』
保安官ワイアット・アープと悪者クラントン一家の撃ち合いです。
私でも知ってるのだから、有名な事件の有名な映画だと思いますが、映画を見終わって、この話が何で有名になったのかよくわかりませんでした。
主役がワイアット・アープで、もう一人の主役級が彼を助ける賭博師ドク・ホリデイなんですが、映画を見ていて非常に困ったことに、私にはこの二人の見分けがつきにくかった。
どっちかがバート・ランカスターで、どっちかがカーク・ダグラスなんですが、まぎらわしい顔だと思いました。
どっちを見ても、「外人やなあ」という感じです。
「ワイアット」とか「ドク」と呼びかけられてやっとわかる。
バート・ランカスターとカーク・ダグラスの見分けもつかんのかと言われそうですが、アメリカ人だって片岡千恵蔵と市川歌右衛門の見分けはつきにくいと思いますよ。
さて、映画ですが、決闘の舞台は「牧場」じゃないですね。
牛の群れを一時的に置いておくところみたいです。
「駐牛場」
今なら『有料駐車場の決闘』かな。
ワイアット・アープは正義の味方というわけでもなさそうだし、ドク・ホリデイは完全な悪党じゃないでしょうか。
よくわからん「決闘」でした。
西部劇のお決まりのようですが、アヤシイ女が出てきます。
ワイアット・アープとドク・ホリデイにそれぞれアヤシイ女がいます。
平等にアヤシク平等にわけわからん。
映画の中では刺身のツマなんでどうでもいいですが。
広大な西部の風景は楽しめるし、馬や牛は走り回るし、銃は撃ちまくるし、西部劇としてはまあまあだと思いました。
撃ち殺しても特におとがめなしだったんですかね。