若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ファンレター

このところ、名乗りをあげてくださる女性ファンが相次ぎ、心強い限りである。

仮面ライダー紅子さんに続き、先日、「本を買いました」とメールをいただいた悦子さん。

きのうは、あつ子さんという、去年大学へ入ったかたから応援メールが来た。
第十五回鹿せんべい飛ばし大会を目前に控え、ありがたいことだ。

このメールには驚いた。
なんと、この人は毎年、鹿せんべい飛ばし大会に参加しているのだ。

第十回鹿せんべい飛ばし大会で初めて私を見た。
その時私が、ミスター・マリック/ゼンジー北京風の白い衣装を着て、「年に一度、ここで歌わせてもらうだけなんです」てなことを言ったのを聞いて、「なんとうさんくさい人だろう」と思ったそうだ。

そ、そうですか・・・。

しかし、私が野外特設ステージで「鹿せんべいツイスト」を熱唱するや、哲学的な深みのある詩、完成度の高いソナタ形式の楽曲、すばらしい歌唱力、激しくセクシーなボディアクションに圧倒されてしまったのだ。

感激して、CDを買おう!と思ったが、CDを前にベンチに座ってる私が不敵な感じだったので恐ろしくなり、目をそむけてその場を立ち去った。

若かったんですな。

一昨年、私が、「鹿せんべいツイスト」一曲だけで千円というぼったくりCDが、「奈良県ぼったくり禁止条例」により販売禁止になるかもしれないと言ったので、あわてて買ってくれた。

私はおぼえてませんが、サインをした上、握手までしたそうだ。
サインは「不思議な文字」だったと書いてある。
「平成の三筆」と言われる私の華麗な草書が、若い人にはわからない。

それにしても、女子高生と握手?
してほしいと頼まれたのか、私が、握手してあげよう!と言って無理やり握手したのか。

高校時代、友情、恋愛、人生、受験、いろんな悩みを抱え、苦しんだ彼女を支えたのは「鹿せんべいツイスト」だった。
恋の悩みに眠れぬ夜、一人ベランダに出て、お星様に向かって「鹿せんべいツイスト」を歌って踊ったことも何度かあると言う。

東京の大学で学ぶ彼女が、駆けつけてくれるそうだ。
「ジャニーズうちわ」を用意してますとのことであるが、それはなんですか。

いずれにせよ、こういう予想だにしなかった若いファンがいるということで、改めて社会的責任を痛感、いっそうの熱唱をお約束するしだいである。