若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

はじめての焼肉

昨日、母のいる施設に行ったら、車椅子のおじいさんが、「早よ押せ!早よ押せ!」と、怒鳴っていた。

感じ悪い。
ボケているからしかたがない、この人の人格とは関係のない、不規則発言である、と思おうとするが、不愉快である。

母の車椅子を押して屋上に上がる。
80前と思える上品な老婦人が話しかけてきた。
以前にも、屋上で話したことがある人だ。

「先日、お見えになってたのは、あなたのお兄さんですか?」

ごく普通に見えるが、普通ではないのだろう。
いや、私には兄はいません、と否定したら混乱するのではないかと思って、兄ですと答えた。

子供はなく、ご主人は早くに亡くなって、姑さんとの二人暮らしだったが、93歳で見送って、この施設に入った。
この方のお母さんと、姑さんは、高等女学校の同級生だった。
ご主人は、大学の先生で、休みが多いので、二人でよく海外旅行を楽しんだ。

相槌を打って聞いていたら、途切れることなくエンエンと話が続く。
40分経過。
話の腰を折って申しわけないが、失礼する。

「色々お話できて楽しかったですわあ」

そうですか。では、またいずれ。

高校の後輩、T君と飲みに大阪に行く。
バスで70代と思える女性二人がおしゃべり。

一人が「ミニ同窓会」で、焼肉を食べに行く。
焼肉を食べるのは、初めてだそうだ。
関西に住んでいながら、まだ鶴橋で降りたことがない。

「鶴橋の『つるいち』に行くの?」
「つるいち」ではなく、生野区巽北の焼肉屋
自分で、インターネットで調べたがわからなかったが、息子はすぐ見つけた。

パソコンは便利だが、使ってる人は少ない。
デジカメで庭の花をとって、カレンダーを作っている。

昔は、ボーイスカウトの指導者をしていた。
今は老人会の世話役などで忙しい。
先日は「ぜんろーれん」の理事会があった。
「全日本老人会連合会」だろうか。

友達と中国に行ってきた。
標高3800メートルの、すばらしい景色を、酸素ボンベをかついで楽しんだ。

焼肉を食べたら、服ににおいが染み付くそうだから、着替えを持ってきた。

「え〜っ!着替え!?着替え持参で焼肉!?」
「だって、皆に散々おどかされたのよ。焼肉食べてから電車に乗ったら、まわりの人が逃げ出すよって。だから着替え持ってきたの」