若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ハンバーグ

昨日、料理教室で習ったばかりのハンバーグとコンソメスープをさっそく作りました。

家内と長女がバレエを見に行くので、今日の夕食は次女と二人。家内がちょうどいい機会だから作ってみたら、というので作ったのである。
次女は、おいしいと言って全部食べてくれたから、まあよかったんじゃないでしょうか。
なれるため、ハンバーグとコンソメスープを週一回作るといったら、そこまでやらなくていいといわれました。

週一回のハンバーグはきついのであろうか。家庭での料理というのはあきないと思いますが。

以前、得意先の某中小企業の社長と話していて昼食の話になった。私は「愛妻弁当」だった。
愛妻弁当」という言い方は正しいのでしょうか。「愛妻」が作ってくれる弁当という意味であろう。弁当を作ってる妻は、皆、愛されているのだろうか。

いえ、ウチは、ず〜っと「愛妻弁当」でしたよ。

「あんた、愛妻弁当か。ええな〜」とその社長は顔をゆがめましたね。
苦悶の表情であった。
「昼メシがな〜・・・苦労するんじゃ。・・・何食おか思うてなあ・・・いや、近所に、食うとこはいろいろあるで。あるけどなあ、すぐあきるんじゃわい。毎日毎日、同じもん食われへんで。店、変えてもすぐあきる。その点、嫁さんの作るもんは、あきんなー。弁当作ってくれたら、ええんやけど、作ってくれへんがな。毎日、昼になるのが苦痛や。今日は、何食おか、考えるだけで、しんどなってくるんや」

積極経営で急成長を遂げ、今や業界で一、二を争う優良企業となったこの会社の社長が、昼メシのことで顔がゆがむほど悩んでいたとは知りませんでした。

別の得意先でのこと。その会社は兄弟三人で経営に当たっていた。中小企業では普通のことだが、昼食は出前のラーメンを工場で食べる毎日であった。

ある日、三兄弟の奥さんたちが会社に来ておしゃべりをしていた。神戸のどこが美味しい、京都のあの店も美味しかった、フランス料理は・・・和食は・・・中華なら、こないだ行ったあの店・・・。
大変に話がはずんでいた。

三兄弟はそれをじっと聞いていたが、社長である長男がたまりかねたように叫んだ。

「わしらが、機械の横でラーメンすすっとるいうのに!・・・」

お気の毒様です。