若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

幻の声

電車で。

小学校高学年と思える男の子三人が、ゲーム機を見ながらワイワイ騒いでる。
一人は、太った子で、一人はひょろひょろと背が高くメガネをかけていて、もう一人はチビだ。
漫画の三人組みたいである。

むこうから、女の子が歩いてきた。
男の子たちが、口々に声をかける。
同じ組なのだろうか。

女の子は、ニコニコしながら、男の子たちがゲームをするのを見ている。
男の子たちと、顔つきがちがう。
「おとな」というのじゃないけれど、なんちゅうか、人間としての成熟度とはいわんが、成育度、発達度、なんかわからんが、レベルがちがう感じである。
可愛い子なんですが。

しばらくニコニコ眺めていたが、その場を離れて、持っていた本を読み出した。
単行本である。

『幻の声』

表紙の絵を見て、おや?と思った。
時代小説のようだ。
小学生の女の子が、時代小説なんか読むかな。

帰って、さっそくアマゾンで調べた。

『幻の声:髪結い伊三次捕り物余話』

と、と、捕り物帳ですか。
で、内容は?

内容(「BOOK」データベースより)
本業の髪結いの傍ら、町方同心のお手先をつとめる伊三次。芸者のお文に心を残しながら、今日も江戸の町を東奔西走…。伊三次とお文のしっとりとした交情、市井の人々の哀歓、法では裁けぬ浮世のしがらみ。目が離せない珠玉の五編を収録。選考委員満場一致でオール読物新人賞を受賞した渾身のデビュー作。

なるほどネ。(-_-;)
ゲームに夢中の男の子たちと、顔つきがちがうはずです。