きのうは、料理教室で、「チンジャオロース」と「もやしのスープ」を作った。
先生は、毎回変わる。
ずっと、マンツーマン授業である。
今回の先生は、今までとちがって、クールであった。
私が、ピーマンを細切りにしても、これまでのように、「わ〜!じょうずじょうず!」てな感じでほめてくれない。
「肉を細切りにする」と書いてあるが、うまく細切りにできず、ひきちぎっている感じになるので、聞いてみたが、「あ、適当でいいですよ」。
調味料を計るのも、今までの先生は、「小さじ二分の一」と書いてあると、私の手元を緊張の表情で見つめ、「ハイ!それくらいです!」といちいち指示してくれた。
きのうの先生は、無警戒で、見ようともしない。
何だか、突き放されたというか、幼稚園児扱いから、急に、小学四年生ていどに出世したような気がした。
いつもは、作ってすぐ食べるのだが、きのうは時間が中途半端だったので、容器に入れて持って帰った。
帰り道で、ふと気づいた。
先生は、味見をさせなかったな。
自分から味見をしようというような余裕はないが、四年生ともなれば、いわれなくても、するべきなのだろうか。
夕食に食べてみた。
「チンジャオロース」は良かったが、「もやしのスープ」は無茶苦茶にからかった。
お湯で倍に薄めてもピリピリとからかった。
なにかまちがったようです。
先日、ハンバーグを作ったときもまちがった。
ハンバーグを作るのは四度目だったので、緊張感が足りなかったのかもしれない。
ハンバーグを作るのに、緊張しているようではだめか。
パン粉を牛乳に浸して、異変に気づいた。
これまでは、パン粉がかすかに湿る程度だったのに、牛乳ジャブジャブの中にパン粉が沈んでる。
牛乳を計るのに、大匙を使うべきところをカップと間違えたようだ。
あわてて手でぎゅーぎゅーしぼったが、非常に柔らかいハンバーグができてしまった。
しかし、家内も娘たちも、「おいしいおいしい」と言って食べた。
今のところ、少々ヘンなものを作っても、大目に見てもらえるようです。