若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

落馬

今日は乗馬クラブ。

乗馬すれば落馬することもあるはずだが、まだ落馬を見たことがない。
私たち初心者が乗るのは、よく訓練された老馬だから、まずだいじょうぶだろうとは思っている。

落馬する可能性が高いのは、上級に進んで障害を飛ぶ練習をしている人たちだろう。
障害の練習を見ていると、なかなか難しそうだ。

乗馬クラブの練習用の障害物はかなり低い。
一番低いのは丸太だ。
電柱みたいなのがゴロンと転がっているだけだ。
そんなものが障害といえるのか。
馬は勝手に飛んでしまうだろうと思ったが、ちがった。
インストラクターの話では、馬はそんな危険かつ無駄なことはしないそうだ。
丸太が転がっているだけでも、人が飛べと指示しない限り避けるそうだ。

日本アパートのころを思い出した。
アパートを出て歩いていたら、道の端っこに丸太が落ちていた。
向こうから、小学生の男の子が自転車に乗ってやってきた。
丸太を見つけると、わざわざ近づいて自転車で乗り越えようとした。
なんと馬鹿なことをする、と思っていたら、案の定、ガッターン!とひっくり返って泣きそうになっていた。

動物は、こういう馬鹿なことはしないのだ。
人間、なかでも男は、非常に馬鹿なことをするようにできているようだ。

乗馬クラブの障害の練習で、馬が障害の前で急停止するのは何度か見た。
先週は、女の人が障害に向かって馬を進めているのを見て、私がちょっと下を向いて、顔を上げたら、馬だけがポコポコ歩いていた。
あれ?女の人はどうしたのだろう、と思ったら、落馬していたのだ。
残念ながら、落馬の瞬間は見逃した。
女性は、障害の横で倒れていた。
立ち上がれず、担架で運ばれた。

今朝、送迎バスの乗り場に行ったら、Tさんがいた。
私よりいくつか年上の女性で、乗馬歴は30年ほど。
1メートル以上の障害を飛ぶという大ベテランだ。
いつもカウボーイハットにウエスタンブーツでかっこよく決めている。
元気のいい、愉快な人である。

早速、目撃談を報告!
「おはようございます!Tさん!先週、落馬して担架で運ばれた人を見ましたよ!」
「・・・それ、私よ」
(ーー;)