仙台から帰って来ました。
宮城県美術館の「洲之内コレクション展」を見に行ってました。
家内と二人で飛行機に乗るのは新婚旅行以来のことだが、三十年前のことはすっかり忘れている。
ただ、そのとき乗った飛行機が新婚さんだらけだったことはおぼえてます。
「洲之内コレクション」というのは洲之内徹という人が集めた百数十点の絵だ。
洲之内さんは、有名でもなく売れもせず世間の話題にもならないような画家の中から、これだ！という人を見つける名人である。
何年か前、洲之内さんの『気まぐれ美術館』という本を読んでびっくりした。
名前も知らないような画家のすばらしい作品がたくさん紹介してあった。
なんという「眼力」であろうかと感心した。
先日、インターネットのどこで見かけたか忘れたけど、宮城県美術館で洲之内さんが集めた絵をすべて展示すると知って、これは見逃せない！と思った。
で、飛んで行ったのである。
で、めったに旅行などしないからついでにどこかへ行こう。
マイナーな画家の絵を見るのだから、泊まるのはメジャーなところにしようというわけではないが、一応メジャー中のメジャー、日本三景の一つ、松島で泊まることにした。
メジャーな松島の中でもメジャーなホテルの、絶景を見下ろす大浴場で汗を流そうと思っていたら、フロントで、「本日、修学旅行が入っておりまして、時間帯によりましては、大浴場、少々にぎやかになるかと・・・」との説明を聞いてたら、タイミングよく○○小学校修学旅行ご一行様が、ぞろぞろと入ってきたのを見ると、とても「少々おにぎやか」ではすみそうにないので大浴場はあきらめたのであった。
