私は、すばらしき幸運の星の下に生まれているのか、よほど強運なのか、日ごろの行いが良いため神仏の加護があるのか、なんかわからんが、今日、料理教室に行ったら、なんと、寛太くんが来ていた。
寛太くんというのは、はなちゃんとほぼ同じ時期に生まれた男の子だ。
生後六ヶ月の寛太くんが、なぜ料理教室に来たのかというと、せめて離乳食くらい自分で作れるようになってお母さんに楽をさせてあげたいという、けなげかつ殊勝な心がけからというわけではなく、お母さんに連れられてきてたのです。
以前、一度会ったことがあるけど、そのときは別のテーブルだったので、お母さんと少し話をしただけだ。
今日は、寛太君のお母さんといっしょに、フランスパン「ベーコンエピ」を作った。
寛太くんは、非常にかわいい子だ。
はなちゃんと似てる。
もちろん、男の子だから、はなちゃんみたいなわけにはいかないが、全体的に似てる。
色が白くて、お目目ぱっちりで、髪の毛がふさふさで、おまけに耳のところでクルクル巻いてるとこまで似てる。
頭の後ろは、はなちゃんほどはげてなかった。
あまり頭をごしごしやらないそうだ。
はなちゃん同様、人見知りのころとは思ったが、がまんできずにベビーカーから抱き上げた。
おお!軽い!
「何キロですか?」
「重いでしょう。8キロなんです。ちょっと大きい方なんで」
「ウチの孫は10キロです」
「ええっ!女の子さんというてはりましたよね」
はなちゃんが8キロの時は、重いと思ったが、10キロになったはなちゃんを抱いた今となっては、8キロの寛太くんは軽かった。
と思って、調子に乗ってしばらく抱いてたら、やはり重くなってきた。
寛太くんは、おじいちゃんがいなくて、パパの方のおばあちゃんといっしょに暮らしてる。
おばあちゃんがお風呂に入れてる。
おばあちゃんにはけらけら笑うが、お母さんにはあまり笑わない。
これもはなちゃんと似てる。
おばあちゃんは、むちゃくちゃハイテンションであやすそうだ。
お母さんにはとてマネのできないテンションの高さだというのもウチと似てる。
あまりのハイテンションぶりに、笑わないと悪いと思って、しかたなく笑ってる気がするというのも、ウチと似てる。
六ヶ月の子供を連れて料理教室というのも大変ですね、と言ったら、ストレス解消です、とのことであった。(-_-;)