きのう、モデルをしました。
絵のモデルではなく、写真のモデルです。
「イケメンナイスミドルを写そう!」というイベントのモデルとして駆り出された、というわけではなく、通ってる料理教室のホームページ用の写真のためです。
先日、先生から、「ホームページに載せる教室風景のモデルをお願いできませんか」と頼まれた。
教室に通ってる男性生徒の中から、イケメンナイスミドルを選んだ、というわけではなく、ヒマそうなおじさん二人を選んだようです。
もう一人はSさんという人で、一昨年仕事をやめて、最近教室に通い出したところだそうだ。
「五回通っただけで、まだまだ新米です」と言ってました。
私はもうすぐ二年目ですが、ベテランの風格を備えているというわけでもないし、新人だからといって、Sさんがフレッシュだとか、初々しいとかいうことはない。
二年目と五回目、二人並んでも、似たようなもんです。
教室に行くと、女性部門の撮影をしてた。
女性部門は、生徒役も先生がしてた。
男性部門は、私たち二人のおじさんに加えて、料理教室の会社の青年社員が生徒に扮して撮影した。
まあ、おじさんだけではネ。
撮影を始める前に、ディレクター役の女性が、Sさんのエプロンを替えた方がいいと言い出した。
Sさんは、チェックのシャツに、似たようなチェックのエプロンだったのだ。
どっちでもいいのにとも思ったが、「本気度」が感じられて、気合が入った。
が、本気度が感じられたのはそこまでで、「肉じゃがを作る」という撮影なのに、ジャガイモと人参とたまねぎだけだったのは情けなかった。
肉も糸こんにゃくもなしで、火にかけて湯気が出てるとこを撮影した。
肉なしの肉じゃが撮影が終ると、次は「チーズケーキを作る」編。
これはほんとに作りました。
最後は、焼きあがったケーキをオーブンから出して、カメラに向かってにっこり。
オーブンから出した受け皿は高温なので、ミトンをはめて出す。
先生に、「カメラに向かってピースしたいんですけど、ピースできるミトンはないですか」と言ったが、相手にされなかった。
モデルのお礼として、「アジシオ」「鶏がらスープの素」など、調味料セットをもらって、意気揚々と帰った。