きのうは、ヤマハの発表会のためのリハーサル。
私は3曲参加。
いつものメンバーでは2曲やる。
ドラムのIさんの希望曲は、ベンチャーズの「オープリティーウーマン」。
この曲は、私にとって、いい曲です。
穏健な速さです。
速い曲は、指がついていかない。
遅い曲は、一音一音に表情をつけないと、スカみたいに聞こえる。
どちらも難しい。
こういう、速くもなく遅くもない曲は、適当に弾いてればいいので気楽だ。
てなことを言うと、先生に怒られるかもしれませんが、ぶっちゃけた話、気楽です。
さて、ボーカルのY森さんは、これまで50年代のアメリカンポップスの名曲の数々を歌ってきたというか、歌い損なってきたというか、まあどっちでもいいけど、今回、何故か70年代ハードロックの名曲「スモークオンザウオーター」に挑戦。
Y森さんは、これまで幾多の修羅場を切り抜けてきたというか、切り抜けそこなってきたというか、まあどっちでもいいけど、今回はかなり大変であろうと同情したいところだが、そんな余裕は私には無い。
ギターも大変なんです。
この曲自体は速くはないのに、ギターソロだけ速いという、私にとって、迷惑至極な構成になってる。
その上、ドラムのIさんは、アドレナリン過多症という特異体質で、もとの曲より速いテンポでたたくことが多い。
心配していたのだが、なんと、Iさんは、非常にゆっくりしたテンポでたたき始めた。
遅すぎます。
はは〜ん、どうやら、ドラムもギターに劣らず難しいらしい。
さすがのIさんも、慎重にならざるを得ないようだ。
高速道路を、時速20キロで走ってる感じだ。
いいんですよ。
余裕でギターソロを弾けるので、私はいいんですが、他の皆から遅すぎると苦情が出ました。
二回目、Iさんがテンポを上げましたが、それでも時速30キロくらいかな。
ハードロックは、あまりゆっくりでは、歌いにくいようです。
叫ぶように歌うから、テンポが遅いと息が続かないんですね。
「アーッ!」と歌うところが、「アーーーーーーッ!」になる。
Y森さんは、何度か倒れそうになってました。
大変ですよ。
が、Y森さんには悪いけど、歌なんかどうでもいい。
ギターさえ安心して弾ければいいんです。
発表会まで一ヶ月。
Iさんが一生懸命練習しないことを祈る。