あきらくんを乳母車に乗せて散歩。
シロさんが亡くなったそうです。
シロさんというのは、グレートピレネー犬という、非常に大きな白い犬で、あまりにも堂々としてるので、さん付けで呼ばせてもらってます。
１５歳の誕生日目前に亡くなったそうです。
この犬種で１５歳というのは非常に珍しいとのことです。
天寿を超えてます。
シロさんは、この数年衰えが激しく、飼い主の方の介護ぶりには頭が下がりました。
幸せな犬だったと思います。
乳母車を押して行くと、けいたくんの声が聞こえてきた。
あれ？
幼稚園休んでるのかな。
けいたくんは、ゆうちゃんと同じ幼稚園で、一年先輩なんです。
庭のけいたくんが私たちを見つけて、「あ！あきらくんや！」と叫びました。
家の中のお母さんに言ってるみたい。
近づきながら、「けいたくん、幼稚園休んだの？」と声をかけました。
けいたくんは、胸を張って堂々と元気よく答えました。
「うん！みずぼうそう！」
うわ！
み、み、みずぼうそうって、接触感染だったかな？
空中を伝染するのだったか？
いずれにせよ、急遽反転。
高速で現場を離脱する。
けいたくんは、先日、最新式ハイテク大型水鉄砲を振り回してたけど、水鉄砲よりみずぼうそうのほうがこわい。
現れたお母さんが、「幼稚園で流行ってるんで、予防接種を受けたんですけど、間に合わなかったみたいで・・・」と、犯人の親みたいな感じで申し訳なさそうに説明するのを、「ああそうですか」と背中で聞き流して、スタコラサッサと乳母車を押す私であった。
