今日は年に一度の地域の5自治会が参加する防災訓練です。
私は平成27年度、前任会長に頼まれて自治会長を引き受けたんですが、引き受けてしばらくしてから、「実は、今年はウチの会長が地域の防災会を担当することになってて、防火訓練と防災訓練の責任者なんです」と知らされた。
後出しであった。
自治会長だけでも引き受け手がないのに、防災会のことまで言ったらなおさらなり手がなくなるから黙ってたんだと思いました。
防災会の前任者から引き継ぎの時、「すべて前年通りです。消防への提出書類など年月日を変えるだけです。役員全員一年交代ですから防災会のこともよくわかってません」と言われた。
あきれるような気が楽になるような話であった。
防災訓練関係の書類を見たら、なるほど、26年度も25年度も、提出書類、訓練計画、詳細スケジュール等中身は全部いっしょでした。
これは楽だと思ってたら、「26年度の反省」というのが見つかった。
その中に、「消防から、自主防災訓練なのだからこれまでのようにすべてを消防まかせにするのではなく、自主的に訓練内容などを考えるよう指導を受けた」と書いてあった。
え!
話がちがうではないか。
前年どおりではだめではないか。
あわてて25年、24年、23年と書類をさかのぼってみて驚いた。
毎年の反省文も年月日を変えただけであった。
毎年、「消防から、自主防災訓練なのだからこれまでのようにすべて消防まかせにするのではなく、自主的に訓練内容などを考えるよう指導を受けた」と書いてあった。
たぶん十年ほど前にそう言う指導を受けたんですね。
以来、まじめに年月日だけ変えて「反省文」を複製し続けてきたんですね。
困ったもんだと思ったのが昨日のことのようです。
さて、今朝集合場所の公園に着いたら、パトロール隊長のAさんがパトロール隊の帽子をかぶってなかった。パトロール隊員は帽子着用なんです。
そこへ自治会のドンBさんがやってきて「かぶらなあかんがな!」と一喝。
Aさんはあわてて取りに帰りました。
戻ってきたAさんに、Bさんが「旗は?」と聞いた。
ウチの自治会の旗があって、それを先頭に次の集合場所の公園まで歩くんです。
隊長のAさんはそれを忘れてた。
公園の防災倉庫に入ってるんですがAさんは倉庫のカギも忘れてた。
すると、自治会のドンBさんがポケットからカギを取り出した。
なぜ役員でもなんでもないBさんが防災倉庫のカギを持っているのか本人にもわからないみたい。
今日の訓練には例年通り100歳の万年青年梅野さんも参加です。
やや遅れながらも次の集合場所までしっかり歩かれたのは立派なもんです。
訓練と言っても、毎年消火器とAEDの使い方を教えてもらうだけです。
その間、梅野さんが立ったままなので本部テントの椅子をすすめたんですが、例によって「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」とすわらない。
しつこくすすめてやっとすわってもらいました。
例年通り、一年交代の新米役員さんたちがあたふたと動き、毎年同じ内容に飽きてしまってる参加者がのんびり動き、がやがやしゃべってるうちに訓練はいつの間にか終わってた。