美術予備校をやめたんですが、『祈りの聖母』の模写の途中でやめた。
で、模写再開しました。
予備校でやるのと一番のちがいは「緊張と集中のなさ」です。
ひとたびキャンバスに向かって絵筆を持てばコロナ不安を吹き飛ばす緊張と集中!だといいんですが、そうはいかん。
予備校の教室と大変なちがいです。
「予備校!」というのと「ウチ」というのでまずちがう。
そして予備校には受験生がいる。
私が行くのは平日の昼間だから受験生といっても浪人です。
切羽詰まった浪人と向かい合わせで描く。
そして先生がいる。
浪人をビシバシきたえる先生がいる。
ガンガン批判する先生がいる。
いくら気楽な日曜画家でも緊張せざるを得ないし集中しないわけにはいかない。
予備校の前に通ってたカルチャーセンターの雰囲気とぜんぜんちがう。
カルチャーセンターでは先輩お姉さまたちのおしゃべりがうるさかった。
描いてる最中でもぺちゃくちゃしゃべる。
緊張感集中感ゼロとは言いませんがあってないようなもんでした。
予備校では3時間ぶっ通しでみっちり描きました。
私だけじゃなく、社会人全員無言無休。
まあ、ウチでも無言ですよ。
家内としゃべりながらとか鼻歌まじりに描いてるわけじゃない。
しかし、ちがう。
緊張と集中のなさを痛感してます。
『祈りの聖母』の仕上がりが心配です。