NHKTVの朝のドラマ『エール』を見てたら『愛国行進曲』が流れた。
この曲を初めて聞いた時のことを思い出した。
小学生のころ我が家にあったレコードを聞いたんです。
当時、我が家の床の間には祖父が買った手回し蓄音機がド～ンと置いてあった。
その横に五段くらいの引き出しのレコード入れが置いてあった。
両者完全な置き物でした。
レコード入れの引き出しには一段ずつ小さな紙が貼ってあった。
「長唄」「小唄」「清元」「俗曲」
祖父が書いたんですね。
2年生か3年生のころだったと思うけど、なんだこれは？と思って「長唄」「小唄」「清元」「俗曲」と順番に聞いてみた。
感想は、「みんないっしょや」。
他にもいろんなレコードがありました。
クラシックもあったし歌謡曲もあった。
童謡もあって「♪ちいさなちいさなおふねです。あかいちいさなほをあげて」と言う歌詞をおぼえてます。
伯母二人が幼児教育に関わってたからその関係だったのかもしれない。
そのレコード入れの中に『愛国行進曲』があったのでかけてみた。
「明るい元気のいい曲だな」と思って聞てたら母が「MPが来るからやめなさい」と厳しい顔で言った。
あわててやめました。
そのころの子供は「MP」を知ってました。
進駐軍の兵隊さんである。
「ミリタリーポリス」とは知らなかったけど、新聞紙で「MP帽子」を作ってかぶって遊んでました。
「MP」と聞いて私があわててやめたんだからネウチあったんですね。
母はただうるさいからやめさせたんだと思います。
テレビを見てそんなことを思い出して朝日新聞朝刊の小説を読んでたら「小倉高女」が出てきた。
母の母校です。
「プール女学院」も出てきた。
私の小学6年生の時の担任の先生の母校です。
朝から一気に小学生モードです。
