イギリスの馬術選手でオリンピック二連覇のシャーロット・ドゥダジャンの『金メダルへの道』を読んでます。
馬と馬術の話が多くて、そこは飛ばしてます。
ごちゃごちゃ書かれてもわかりません。
ロンドンオリンピック金メダルの時の大騒ぎはよくわかる。
それまで国際大会で優勝しても馬術界での話題だった。
オリンピックとなると国民的話題になる。
マスコミに追っかけ回されて精神的におかしくなるほどだったし、その時期は夫婦関係もおかしくなって夫が家を出たこともあった。
勲章をもらうとかいいこともあった。
馬関連でうれしかったのは王室騎馬隊から招待されたことだった。
「騎馬隊といっしょにハイドパークで乗りましょう」
それまでは馬場か厩舎のある田園地帯の野原で乗ったことがあるだけだった。
ロンドン市内を馬で行くのはちょっと経験できませんよ。
騎馬隊の厩舎から馬に乗ってハイドパークに行ったんですが、信号で止まるというのが実に不思議な感じだったそうです。
馬術と言うのは、昔の戦場での必要から発達したものだそうです。
2014年1月、オリンピック騒ぎも落ち着いたころバッキンガム宮殿から電話がかかった。
なんだろうか?
勲章をもらうときなんかへまをしたんだろうか?
「女王陛下があなたをランチにお招きしたいと・・・」
キャ~~~!じょ、じょ、女王陛下のご招待!
完全に舞い上がってしまった。
「5月8日なんですが、ご予定はいかがでしょうか」
「え~っと、5月8日ですね、ちょっと待ってください、手帖を見ますので・・」
と言ってしまってから、ギャ~!私はなんとあほなことを言うとるんやと焦りまくった。
「いえ、あの、予定もクソも、い、いや失礼しました、予定なんかそんなもん、5月中あけときます。6月も7月もあけときます」
当日は遅れてはならないと夫の運転で早朝に出発。
夫は招待されてません。
何時間も前についてしまって、宮殿の周囲をぐるぐる走り続けた。
何十人か集まるんだろうと思ったら十人ほどだったので驚いた。
ほかのメンバーも気になりますが、テレビで有名な料理人しか書いてない。
テーブルにはこれまで見たことのないような数のナイフ、フォーク、スプーンがうじゃうじゃキラキラ並んでた。
どうやって使うんだろかとキョロキョロしてたら隣のなんとか伯爵が教えてくれた。
馬術の話より女王陛下のランチの話をもっとくわしく書いてもらいたかった。
シャーロットが馬術の世界に入ったとき、「カネもないのにこの世界で成功できるわけがない」と言う人が多かった。
女王陛下のご招待、まあよかったんじゃないでしょうか。