録画してあった映画を見ました。
まったく知らない映画だったんですがとんでもない映画であった。
始まると出演者名とかの紹介画面がとってもおしゃれで、これは私にはついて行けないような前衛的映画ではなかろうかと不安になりました。
すぐわかりやすくなったので安心しました。
空母ニミッツの特別休暇なのか、何百人と思える水兵さんたちがわいわい陽気に騒ぎながら大型フェリーボートに乗り込んでいく。
家族連れもいて小さな子供たちも楽しそうです。
フェリーボートが出発、どこかのお祭りに行くみたい。
水兵さんの家族の心温まるお話だろうか。
と、フェリーに乗ってたかわいい女の子が抱いていた人形を海に落としてしまう。
波に漂う人形をエンエンと写す。
なんだこれは?
不吉な予感。
はは~ん、監督が客を不安にさせたがってるんですね。
その手は食わん!と思うけど波に漂う人形を見てるとなんとなく不安になってくるのが人情というものです。
イヤな監督さん。
不安な気持ちを抑えながら見てるとフェリー乗組員と思える男が積み込まれた自動車を点検し始める。
車のガラス越しにけわしい顔でのぞき込む。
一台、また一台、なにを調べてるのかわからんまま。
なんだこれは?
不吉な予感。
はは~ん、以下同文。
と、予感的中!
いや的中以上!
まさか子供たちを含めた何百人もの客を乗せた大型フェリーが川のまんなかで突如大爆発大炎上影も形もなくなるとは思いませんでした。
こういう話を作ってカネを稼ぐ映画屋さんというのも因果な商売だと思いました。
大混乱の現場に捜査官登場。
主人公だと思うんですが顔を知らないからよくわからん。
このひとの車に「アルコール、タバコ、火器、爆発物取締局」と書いてあるのでかっくんとなった。
アルコールとタバコをいっしょにするのはわかるけどなんで火器と爆発物がくっつくのか。
DVDを止めてネットで調べる。
ウイキペディアによるとたしかにそういう部局があるんですね。
明治時代にできた、財務省の「歳入研究所」という部門が出発みたい。
それが禁酒法の時代になって「密造酒取締局」になり、しばらくして「アルコール、タバコ税部門」になり、銃規制が行われるようになって「火器」も扱うようになって、2001年の同時多発テロをきっかけに財務省から司法省に移って現在の名前になったようです。
DVDに戻る。
どんな話だったかわからんようになったではないか。
捜査官登場です。
さて、大混乱の現場でこの捜査官がて実にてきぱきと捜査を進めるのでこの人が主役だと確信しました。
(デンゼル・ワシントンという人でした)
てきぱき進めすぎです。
カンがいいんだと言われればそれまでですが。
この「アルコール、タバコ、火器、爆発物取締局」の捜査官がそのカンの良さを買われてFBI(だったと思いますが)のメンバーに加わって捜査を続けることになる。
これって出向扱いになるのかな、上司の許可はいらないのかな、と心配してるようではハリウッド映画は楽しめませんよ。
さて、この捜査に新兵器登場。
はじめ防犯カメラだと思ったんですが甘かったです。
ハリウッド映画をなめてました。
最新型防犯カメラ、AI防犯カメラ、第8世代防犯カメラ、う~ん、なんと言えばいいんでしょうか。
見たいところがどこでも見られるんです。
ある女性の部屋を見たいと思うと彼女の部屋が映る。
部屋に防犯カメラがあるんじゃなくて、私には理解不能のシステムによって彼女の部屋が映る。
その時彼女が「外に誰かいるのでは?」と不安に思う。
するとカメラは外を写す。
このあたりまで見てついていけなくなってやめました。
SFだそうです。