ややこしい接待である。
首相の長男が総務省のえらい人を接待した。
いろいろあるんでしょうな。
私は接待されたこともないししたこともない。
飲みに連れて行ってほしいと言われたら知らん顔する。
知らん顔するのは私の得意技のひとつです。
接待したいと言われたときは断ればいい。
断ってもなお誘う人にはこのひとこと。
「酒は家で美貌の妻と天使のような子供たちに囲まれて飲みたいんです」
これで二度と誘われない。
アイゼンハワーの伝記を読んでたらアメリカの軍人さんにも接待があります。
アメリカではホームパーティですね。
ホームパーティを開いて人を集める、顔を出す、大事なことのようです。
アイゼンハワーも上官が開くホームパーティにはこまめに顔を出してます。
日本で「ホステス」というと「職業婦人」ですがアメリカで「ホステス」は「家庭婦人」なんですね。
アメリカの方が安上がりかな。
少なくとも首相の長男の接待みたいにワリカンがどうのとか一人七万円とかの問題にはならない。
この伝記を読んでて疑問に思うことはいくつもありますがアイゼンハワーの休暇も不思議です。
1942年第2次大戦の真っ最中。
アイゼンハワーはアフリカ方面連合国軍の司令官だった。
激務に疲れ果てた様子のアイゼンハワーを心配して参謀総長マーシャルが休暇を取るようすすめるんです。
戦争の最中ですよ。
もちろんアイゼンハワーは断る。
「やらなければならない仕事が山積みなんです」
「部下にまかせたまえ。まかせられる部下がいないというなら組織のトップとしての君の管理能力に問題があるということだ」
仕方なくアイゼンハワーは休暇を取ってエジプトでピラミッド見物、パレスチナでキリストゆかりの地を訪ね、リフレッシュして戻ってくる。
戦争中に最高指揮官がエジプト観光というのはヘンだと思うんですが。
まあ、日本でもインパール作戦のときだったか、女を連れて行ったえらいさんがいたようですからヘンでもないか。
いや、それとはだいぶちがうな。