雄略と言えば雄略天皇と思うのは素人の浅はかさであった。
朝日新聞書評欄で東大の先生が「・・・というのがこの本の雄略である」と書いてた。
「この本の雄略天皇である」はおかしいなと思って調べたら「雄略」というのは「雄大な計画」という意味でした。
知らんかった。
見初めです。
わたしの知らん言葉、知らん使い方があって当然です。
こっちは日本語大辞典じゃないから。
しかし、知らない言葉を使われるとムッとする。
相手が東大の先生だからあからさまにムッとした顔もできないけどハラの中でムッとする。
私がナポレオンだったら「余の辞書に『雄略』という言葉はない」と言うとこです。
皇帝ナポレオンが「余の辞書に不可能と言う言葉はない」と言ったのはよく知られている。
それを聞いて『アカデミーフランス辞書』の編纂委員があわてて駆けつけた。
「陛下、乱丁、落丁の場合は無料でお取替えいたします」
「ええかげんにしなさい!」
「ほんとにねっ!」
これがフランスにおける漫才の始まりというのはあまり知られていない。