「メーガン妃がテレビ番組でイギリス王室の人種差別を批判」と聞いて、「メーガン妃ってだれやねん?」と思ったんですが、すぐに「メーガン妃ってどなた様ですか?」と思いなおした。
ネットで調べたら「ハリー王子の嫁はんやがな」と書いてあった。
で、「ハリー王子ってだれやねん?」と思ったんですが、以下同文で、お二人がどういう人かわかりました。
テレビを見てたら、メーガン妃が「あなたの息子には王子の称号をあげないと言われた」とむくれてた。
え?王子の称号ってあげるとかあげないとか、そんなことできるの?
「皇室典範」みたいなので決まってるんじゃないの。
ネットで調べてみました。
ややこしいです。
王子、王女問題で頭を悩ます立場でなくてよかったです。
イギリスでは「皇室典範」じゃなくて「特許状」で決まってるらしい。
「特許状」ってなんやねん?というのはおいときましょう。
ジョージ何世だったかが、1917年に「特許状」を作ったようです。
それによると、ややこしい。
王様の息子は王子で王様の娘は王女である。
ここまでは簡単です。
おとぎ話に出てくるのはここまでです。
だんだんややこしくなってきますのでご期待ください。
王様の息子であるところの王子の子供たち(つまり王様の孫)も王子と王女になる。
しかし、王様の娘であるところの王女の子供たち(同じく王様の孫)は王子でも王女でもない。
男系優先なんですね。
ここまでもまだ簡単である。
王様の孫が生んだ子はどうなるのかというのがメーガン妃がむくれたことに関係してくる。
つまり王様のひ孫の話です。
おとぎ話には絶対出てこない。
王様のひ孫が出てくるおとぎ話があったら教えてほしい。
王様のひ孫はどうなるのかということはチャールズ皇太子の孫がどうなるかということです。
1917年の「特許状」によれば皇太子の長男の長男だけが王子の称号を与えられることになってる。
つまりウイリアム王子の長男だけが王子なんです。
それではウイリアム王子のほかの子がかわいそうと言うことでエリザベス女王が特許状を出して「皇太子の長男の子は全員王子と王女」ということにした。
ひ孫の心配までせんならんとはエリザベス女王もたいへんですね。
ややこしい~。
王様のひ孫がややこしい。
エリザベス女王が亡くなったらメーガン妃の息子は王様のひ孫から孫に昇格するので王子になれるんです。
つまり王室の高齢化が話をややこしくしてる。
おとぎ話の中ではすっきりしてる。
称号というのがややこしい。
前に調べた朝香宮なんとか殿下は、なんとかの宮殿下の第5夫人の第8皇子なんですが、明治天皇の第何夫人の第8皇女と結婚してる。
第8皇子と第8皇女、末広がりでお家ますますご繁盛!おめでとうございます!と言いたい人もいると思うし、え~かげんにせ~よと言いたい人もいると思う。
ああイギリスとニッポンと洋に東西隔てはあれど称号のややこしさには変わりなし。