若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

馬が合う

きのうは乗馬クラブ。

乗馬を始めた時、乗馬というのは馬を動かすことだと思ってなかった。

乗ることだと思ってた。

乗ったら勝手に動くと思ってた。

ちがいました。

馬は人間を乗せるために作り出されたわけではない。

人間に乗られるというだけでも迷惑なのに、あっち行けこっち行けと行きたくもない方向に行かされるし、走りたくもないのに走れと言われる。

大迷惑である。

馬に乗るというのは迷惑行為である。

軽犯罪法違反か迷惑行為防止条例違反か、そんなとこである。

 

乗馬を始めたころはいろんな馬に乗った。

2、3年してこれではだめだと思った。

体格性格いろいろである。

馬に慣れないとだめだ。

で、決まった馬に乗るようになった。

この10年ほどで乗った馬は2頭だけ。

クラブには何十頭の馬がいるけど2頭しか知らない。

私は安全な馬に乗りたい。

物音に驚いて棒立ちになったり走り出したりするような馬はイヤ。

石像のように動かない馬が一番安全だけどそれでは乗馬にならない。

記念撮影するわけじゃない。

 

安定してる馬がいいけど見方を変えると鈍感な馬ということになる。

鈍感な馬がキライな人は多いけど私は好き。

慣れた馬がケガをして乗れなくなると慣れない馬に乗ることになる。

慣れない馬に乗ると大変違和感がある。

あたりまえだ。

で、今乗ってる馬がケガをした時のためにもう一頭慣れた馬を作っておこうと思った。

指導員に理由を話して安全な馬を推薦してほしいと頼んだら一頭推薦してくれた。

その馬に乗る話をベテラン会員のAさんに話したらにやりと笑って「動きませんよ」と言った。

いつも動かない馬に乗ってると言ったらまたにやりと笑って「あんなもんじゃないですよ」と言った。

 

で、心配しながらのきのうのレッスンで指導員が「この馬に乗ったことがありますか」と聞くので「初めてです」と言ったら「重いですよ」と言ったのでますます心配になった。

 

で、非常に心配しながら乗ったけどよく動いた。

指導員が「若草さんに合ってるんでしょう」と言った。

馬に聞いてみないとわからない。