朝日新聞が菅さんの総裁選不出馬に至る内幕をいろいろ書いてます。
朝日によれば菅さんは悪あがきを続けた挙句自分を総理にしてくれた二階幹事長を切ろうとまでした。
この話が新聞に出た時「うそでしょ」と思いました。
いくらなんでもそんなことはできるわけないと思ったんですが、する気だったみたい。
で、二階さんが腹を立てた。
当然です。
孤立無援となった菅さんは二階さんに総裁選出馬を断念すると報告した。
報告を受けた後で二階さんは、「立ち止まって考えるべきだった。恩知らずだった、ということだ」と周囲に漏らした、と書いてある。
「周囲に漏らした」
この書き方気にいらんね。
朝日の記者は、漏らされた人から聞いた。
二階さんから漏らされた人が朝日の記者に漏らした。
二階から一階まで漏れた。
だだ漏れである。
二階さんは周囲に漏らすような人ではない。
菅さんにはっきり言ったんです。
若草鹿之助商店菅二階事業部ではお二人への直接突撃取材を敢行、丁々発止のなまなましいやり取りを入手しました。
「二階さん、ど~も情勢が厳しいんであなたに幹事長をやめてもらいたいんです」
「なに!わしにやめろだと!どの口で言うとるんじゃ!この恩知らずが!」
「フフ、政治家の辞書に恩知らずという言葉はないと教えてくれたのはあなたじゃないですか」
「く、くっそ~!いらんことだけおぼえくさって!切れるものなら切ってみろ!」
「私だってやるときはやりますよ。スピード感と責任感と・・・え~っと・・・」
「緊張感やろ」
「そうそう。その三つを繰り返し言ってきました」
「言うてるだけやったなあ」
「いや~、ほんとほんと、って何を言わせるんじゃ!とにかくスピード感、責任感、緊張感、この三密で・・・あれ?これは三密じゃなかったか?」
「それが三密ならスピード蜜と責任蜜と緊張蜜やがな。尾身先生におこられるで!」
「とにかくあなたにはやめてもらいます。それでなくても私のことを二階の四畳半の居候というやつがいるんですから」
「うまい!」
「え~かげんにしなさい!」
「ホントにネッ!もうキミとはやっとられんわ」
こうして漫才のコンビ別れのように二人は別れたのであった。