本を選ぶのにいろいろわけがあります。
この本を選んだ理由はあまり大きな声で言えない。
「むずかしくない英語の本を読みたい」
著者J・E・スミスのアイゼンハワーの伝記を読んで、英語がむずかしくないので好感を持った。
大学教授で歴史学の賞ももらってるから小学生向けと言うことはない。
で、ジョン・マーシャルとはどんな人かも知らずに買いました。
まあ安いということも大きな追い風になったことはたしかです。
ジョン・マーシャル(1755~1835)はアメリカ合衆国の連邦最高裁判所第4代長官だった人です。
5人の大統領の元で35年間務めた。
独立戦争の時には兵士としてワシントンの下で戦い、終生ワシントンを尊敬していた。
著者によれば、ワシントンがアメリカを作ったとすれば、ジョン・マーシャルがアメリカの形を決めた。
「アメリカの法を誰か一人に代表させるとすればジョン・マーシャルであることに反対するものはないであろう」と言った人もあるそうです。
ジョン・マーシャルの伝記を書いた人がぼやいてます。
「ジョン・マーシャルはあまりにも多くの称賛と賛辞に埋もれて、素晴らしい知性とあらゆる美徳の持ち主としてこの世のものとも思えない神話的存在になってしまって、どんな人だったのかよくわからない」
すごいですね。
同時代の人の証言。
「ユーモアがありおだやかで見栄を張らず人当たりがよく陽気でよく笑い人をからかうのが好きでからかわれるのはもっと好き。どんな時でも周囲の人に気配りを忘れずいつも自分は後回し。知らない人が見たら最高裁の長官とは思わないだろう。」
う~ん。
そんな人の伝記おもしろいかな。
むずかしくなさそうだから読んでみよう。