若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ウクライナ、フルダ渓谷、ドナルド・トランプ

ロシアのウクライナ攻撃が続いてます。

ウクライナのことは「ヨーロッパの穀倉」くらいしか知らない。

専門家がいろいろ言うのを聞いてたら「冷戦終了」「ソ連崩壊」あたりからの話みたい。

なんでも歴史をさかのぼらないと理解できない。

印象派について知りたいと思った時もさかのぼった。

油絵の始祖と言われるファン・アイクまでさかのぼって、もういいかと思ったけどここまで来たんだからとキリスト教美術について読み始めたら「12世紀のキリスト教美術について理解するには3世紀のキリスト教美術について知らなければならない」みたいなことが書いてあったのでカックンとなった。

教訓は、「さかのぼったらダメ」じゃなくて「簡単に知ることはできない」。

NHKTVの『ブラタモリ』でも、「ここでおいしいネギが取れるのは300万年前に火山が噴火して」と言う話になる。

 

朝日新聞でロシア問題の専門家がアメリカのアンドリュー・ベースヴィッチという国際政治学者が書いた『幻想の時代:アメリカは冷戦の勝利をいかに無駄にしたか』という本を取り上げてたので読みはじめました。

気軽に手が出るのはキンドル版が出てて1500円程度の本です。

キンドル版は文字が大きくて目にやさしいし、1500円程度というのは財布にやさしい。

 

読み始めてすぐ「やっぱりネ」と思いました。

「冷戦終了」についの本なので「冷戦開始」から始まる。

さかのぼるしかないんですね。

「フルダ渓谷」と言う地名が出てきた。

聞いたことない。

ネットで調べたら、冷戦の真っ最中には「第三次世界大戦がおきたら最初に戦場になるのはここだ」と言われてた地域だそうです。

ソ連側がフルダ渓谷を通って西ドイツに攻め込んでくるという想定がされてた。

「戦争ゲームファン」の間では有名みたい。

 

ニクソンレーガンもブッシュもクリントンも出てくる。

そのあたりまではわかるんですがドナルド・トランプが出てくる。

大統領じゃないトランプが出てくる。

ただ出てくるのじゃなくて批判というか非難というかボロカスに言ってる。

何度も出てくる。

何度もボロカスに言ってる。

よほどキライみたい。

「トランプはベトナム戦争の時徴兵を逃げた。戦争に反対して徴兵拒否ならわかるけど反対もせず逃げた」

「冷戦についてもまともに考えず金もうけのことばっかり考えて損したら人に押し付けて逃げた」

「じっくり考えることができず、恥ずかしいという感覚がない」

「最初の結婚は不倫で短期間で終わって次には不倫相手と結婚してそれもあっという間に終わって今3回目」

「自分を売り込むことには熱心だけど話題になるのは三流新聞のゴシップ欄」

 

トランプのこととなると政治学の本と言うより週刊誌的です。

そのうち「冷戦終結」につながるんだと思います。