小学3年生あきらくんが来ました。
かすかに「少年」への変身の気配を感じました。
顔や身体、全体的にちょっとだけ細長くなりつつある。
これから細長くなっていくんだな、という感じ。
久しぶりに2階に上がりました。
我が家は2階が孫部屋でした。
過去形になりつつある。
今や空き部屋である。
室内用のジャングルジム、すべり台、ブランコは処分しましたが、小物はまだおいてある。
あきらくんはなつかしそうにあれこれ見てました。
積み木いろいろ、プラレール、各種自動車。
近鉄特急「しまかぜ」を見つけた。
「これ、前の型やな」
初代「しまかぜ」です。
「こっちのほうがいいわ。今のはお子様向きの感じや」
そ、そうなんですか。
ゼンマイで動くちょっと大きめのパトカーを見つけた。
手に取って、「これ、うるさいねんなあ・・・」と言いました。
そう、うるさいんです。
床にこすりつけてゼンマイを巻くんですが、その音もうるさいし走り出すともっとうるさい。
我が家にあるおもちゃの中で最もうるさい。
神経にさわる音。
私が一番嫌いだったおもちゃです。
細長くなりはじめた小学3年生が昔(!)遊んだおもちゃをなつかしがる姿にしみじみしました。