今日は私の誕生日。
76歳になったんで昔風に言えば喜寿ですね。
喜寿は私にとって一大イベントです。
目標だったわけでもないし感慨無量でもないんですが喜寿には時別の感情がある。
母方の祖父が喜寿をむかえた時、6人兄妹の長女だった母が「お父さんの喜寿のお祝い!」といって大騒ぎしたことをおぼえてるんです。
母は大騒ぎするような人じゃなかったので子供心に印象が強かった。
具体的な記憶はないんですが「喜寿=大変」という雰囲気が頭にしみついてる。
偉業達成!という感じでした。
小学生だった私にはそれ以後77歳というのがとんでもない年齢だということになった。
両親をはじめその後周囲で喜寿をむかえた人は多いけどまったく気にもならず、おじいさんの喜寿だけが燦然と輝いてる。
「子供心」というのはたいへんなもんです。
祖父に次いで偉業を達成した、という気にならないのは残念であるし孫たちが「おじいちゃん偉業達成!」と思ってくれないのもさびしいといえばさびしいけど大騒ぎするほどのことじゃないのも事実である。