朝日新聞。
シンコーミュージックから出てるギター雑誌『GiGs』が休刊になったそうです。
若者のギター離れとバンド離れが原因で、同じ会社の中高年向けギター雑誌『YOUNG GUITAR』も部数を減らしている。
『GiGs』は知らないけど『YOUNG GUITAR』は愛読してました。
ヤマハでエレキギターを習ってたころギター雑誌はいくつかあったんですがこれが一番初心者向けで若者向けだったと思います。
『YOUNG GUITAR』が中高年向け雑誌になってたとは意外と言えば意外だし、「YOUNG」が年を取るんだから『YOUNG GUITAR』が年を取ってもおかしくはないかな。
『GiGs』は若いバンドの特集をしても売れなくなって、最終号は30年のキャリアのバンド、ラルクアンシェルの特集だそうです。
ラルクアンシェルと言うバンドはははっきりおぼえてる。
ヤマハではS先生主宰の合宿があって、毎年ヤマハの「ミュージックキャンプ合歓の郷」に行きました。
ある年、若い女性からラルクアンシェルの曲を歌うので伴奏してほしいと頼まれた。
曲名は忘れましたが、聞いて何のとりえもないややこしい曲だと思いました。
曲と言うと、始まりがあって盛り上がって終わるものだと思うんですが、いつの間にか始まったと思ったら盛り上がりもなくあっちへ行ったりこっちへ行ったりしてなんとなく終わるという感じで非常にややこしい。
私がギターを弾いててややこしいと思ったのは「ダルセーニョ」というヘンなマークです。
ダルセーニョが出てくるとどこかに戻るんです。
振り出しに戻るなら簡単ですがヘンなマークのところに戻らなければならんので道中双六の方が簡単です。
この曲でもダルセーニョに悩まされた。
楽譜を見ながら「ややこしい」とぼやいてたらギター科の若者が「え?どこがややこしいんですか?こうなってこうなってこうじゃないですか。単純な曲ですよ」と鼻で笑われた。
ヤマハでギターを弾いて20年、この時鼻で笑われたことがトラウマになってます。
死ぬとき「ラルクアンシェル!」と口走るかもしれない。
その由来を記すものなり。