9月13日生まれのてっちゃん。
久々の新生児体験です。
新生児特有の厳かさに満ちています。
目を開いてても閉じてても無念無想、無我の境地という感じです。
無我の境地と言っても高僧が修行の果てにたどり着いたという感じじゃない。
胎内で修業してたのかもしれんけど、まあ「あっさり無我」という感じです。
しばらく無我てっちゃんを拝見してましたら泣き出した。
悲しそうでもないし怒ってるわけでもなさそうである。
抱っこしろと言ってるのかなあと思って抱っこしたら泣きやんだ。
「サンキュー」とも言わないし「どうもどうも」でもない。
知らん顔であるが礼儀知らずという心配もなさそうに思う。
あっちこっち歩き回るとキョロキョロ見てる。
天井を見たり壁を見たり。
「ふ~ん」という感じである。
感動とか感激とか発見とかアルキメデスの「ヘウレーカ!(わかったぞ!)」とかいう感じじゃない。
なにを見ても「ふ~ん」である。
堂々と「ふ~ん」である。
落ち着き払って「ふ~ん」である。
てっちゃんにくらべると風呂から飛び出したアルキメデスは軽い男と言えるのではなかろうか。