小学3年生のあきらくんが「子供絵画教室」の体験レッスンに行きました。
私に張りあって、というわけじゃない、と思います。
1時間がんばった成果を見せてもらいました。
「絵画教室」というだけあって「お絵描き」ではなくいきなり「基礎形体」です。
私が美術予備校に行った時のことを思い出しました。
「基礎形体」には苦労しました。
円柱とか円錐とか球体とか立方体とかを鉛筆で描く。
おもしろくないんですよね。
で、わたしは予備校の先生に「基礎形体抜きで石膏デッサンから始めたい」と言ったんです。
先生は頑として許してくれなかった。
「基礎形体から始めるのが結局は早いんです」
そうかもしれんけどおもしろくなかった。
しぶしぶいやいやがんばりました。
あきらくんは結構楽しんだみたい。
いい感じでした。
ほのぼのとした基礎形体。
石膏でできたものには見えない。
なんちゅうか、とうふ、こんにゃく、厚揚げ、ごぼてん、ちくわなどを思い起こさせるんです。
おでん系基礎形体。
基礎形体から入って自然をつかむというのを飛び越えてあきらくんはいきなり自然をつかんでる。
湯気が上がってるようで、これからの季節にはいいと思いました。