きのうが皆既月食だというのは新聞やテレビで見て知ってました。
知ってましたが関心なかった。
関心ないというよりそんなもんが奈良で見られるとは思わなかった。
日食とか月食が見られるのは喜界島とか知床半島とかだと思ってた。
奈良で見られるのは日の出日の入りと満月と三日月ぐらいと思ってた。
ましてや皆既月食、レイキャビックとかペナンとかに行かなければ見ることはできないと思ってたんです。
ところがきのうの夕方家内が「7時何分かに皆既月食が見られるらしいよ」というんです。
何度も言う。
家内が月食について言及するのは結婚して初めてのことです。
何度も言うので6時半ごろだったか庭に出て月の様子を見ることにしたんです。
そしたら家内が「月は東の空に出てるからね」と言うんです。
天文博士みたいなことを言うではないか。
月なんかどこに出てるかわからんじゃろう。
その日によってあっちこっちに出てると思った。
で、庭に出て手当たり次第じゃなかった目当たり次第にあっちこっち見た。
そしたら東の空にお月様があった。
我が家の天文博士の予言通りであった。
満月で下の方に雲がかかってると思ったんですがすでに月食が始まってたみたいです。
何度か庭に出て観察したんですが、だんだん隠れて真っ暗になるかと思ったら、ボ~ッと満月状にかすんでました。
これ、皆既月食て言うんかいなと思いました。
べつにおもしろいものではなかった。
皆既月食を見るためにレイキャビックに行った人は気の毒だと思いました。