若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

クイーンズイングリッシュ

耳が遠くなって聞き取れないことが増えてます。

 

家内や店員さんがなにか言っても聞き返すことが多い。

私は不便とは思わないけど向こうは思ってるかもしれない。

 

先日テレビで漫才のコンテスト『M1グランプリ』を見てても半分くらい何を言ってるのかわからない。

NHKのアナウンサーは私にもよくわかる。

それでこそしゃべりのプロというもんです。

と言って漫才師に「NHKのアナウンサーみたいにしゃべれ」というのも気の毒である。

 

最近ユーチューブでイギリスの乗馬を見てます。

素人がヘルメットにビデオカメラをつけて走りまわりながら撮影してる。

乗ってる人たちの声も入る。

これがわからない。

何を言ってるかわからないのではなくて、英語ということがわからない。

わかるのはひとつだけ。

柵などの障害を飛び越したとき、馬に「グッドボーイ!」とか「グッドガール!」とか言ってるのはわかる。

あとは「この人たちは何語をしゃべってるのか?」という感じです。

 

私の英語を聞く力はほぼゼロだと思いますが英語かどうかくらいはわかると思ってた。

自信なくしました。

 

しかし、エリザベス女王の英語はわかる。

亡くなってから特集番組が多いですがその中で女王のスピーチを聞くとわかりやすい。

 

日本語ならNHKのアナウンサー、英語ならエリザベス女王

クイーンズイングリッシュでございますよ。

女王の英語がわかりやすいのは、大英帝国の君主として、国民だけではなく植民地の人々にもわかるようにしゃべるからかもしれない。

 

きのうまた女王の番組を見ました。

女王のスピーチはやはりわかりやすいと思いました。

 

2011年、女王がアイルランドを訪問した。

イギリスの君主としては100年ぶりのことだそうです。

 

晩さん会でのスピーチもいつもながらにわかりやすい英語だなあと感心してたんですがナレーションを聞いてかっくんとなった。

スピーチのはじめはアイルランド語だったそうです。

 

女王のアイルランド語を聞いて美しいクイーンズイングリッシュと思った私を責めることはできない。

ややこしいことをした女王を責めるべきである。

エリザベス女王がしゃべったら誰でも英語と思いますがな。

 

あわてて巻き戻したらたしかに英語じゃないみたいに聞こえた。

隣の席のメアリー・マカリースアイルランド大統領がびっくりしたように女王の方を見てた。

私がびっくりしなかったのは胆力があるというより英語力がないだけである。