三色団子、好きです。
どこが好きと言われても困る。
とくにどこというのじゃなくて「三色団子の原理」が好き。
みっつ、三色、肩を寄せ合う安定と秩序、統一と調和がいい。
と言って、みっつ、三色、横並びなら何でもいいかというとそんなことはない。
譲れないところはある。
「赤、橙、青」の交通信号機的三色はイヤだし、竹串じゃなくて五寸釘に刺さってるというのもイヤ。
前から不思議に思ってるのが、桃太郎のきび団子。
三色団子のまちがいじゃないんですか。
桃太郎には三色団子のほうが似合うと思うんですが。
鬼を退治してきび団子を食べるより三色団子を食べる方が絵になると思います。
三色団子ファンになったのはそう古いことじゃないです。
ウチは生活協同組合を利用してるんですが家内が注文した三色団子を見て一目ぼれという感じ。
必需品というのじゃないけど見るとうれしくなる。
基本は生協の三色団子なんですがたまに駅前のショッピングセンターの三色団子も買う。
これは巨大です。
一櫛持つとずっしり思い。
ここのはなんでも大きくて柏餅も桜餅も巨大です。
ごくたまに近鉄百貨店地下の店で買うこともある。
ここのは小さくて味も色も上品で可愛らしい感じです。
値段は三倍くらいかな。
大きさで言うと、ショッピングセンターが大、生協が中、百貨店地下が小。
きのう百貨店に行ったついでに地下で三色団子を買いました。
トシのせいで困ることが増えましたがきのうは三色団子で困ったことになった。
私の頭の中にショッピングセンターの巨大三色団子のイメージを浮かべたまま百貨店地下の三色団子を買いに行ったんです。
で、店員さんが出した三色団子を見て驚いた。
小さい!
で、店員さんに言いました。
「これじゃないです!」
きっぱりと言ったので店員がたじたじとなった。
「あの・・・三色団子ですけど」
「いや、この前はもっと大きかった」(きっぱり)
「はあ・・・職人の手作りですので日によって多少・・・」(たじたじ)
「いや、日によってとか多少とかじゃなくてぜんぜんちがう。これくらいの大きさのがあるでしょ」(きっぱり)
人差し指と中指で丸を作って見せました。
「イ、イヤ、そんなピンポン玉みたいな三色団子は・・・ウチはこれだけで・・」(たじたじ)
「原料が上がったから小さくしたんじゃないの」(きっぱり)
「いえ・・・そんな・・・」(たじたじ)
店主を呼べ!というのも大人げないので三色団子6本とわらび餅を買って帰りました。
帰りの電車でハッとひらめいた。
「私の頭の中にあったのはショッピングセンターの三色団子だった!」
悪質クレーマーとして報告されてるかもしれない。