しょうちゃん(小5)、みいちゃん(小2)、てっちゃん(1歳7ヶ月)がママと来ました。
てっちゃんは神棚の下に置いてある張り子の虎に突進。
しっぽをつかんで居間に持ってきました。
振り回してたら首が取れました。
しばらく虎とたわむれてましたがあきたようでまたしっぽをつかむとすたすたと神棚の下に行ってもとあった所に置きました。
電車や積み木は放りっぱなしなのに虎の張り子の特別の取り扱いはえらいと思いました。
2階に上がりました。
しょうちゃんとてっちゃんは電車で遊んでました。
みいちゃんが本棚の前にすわって「これ読んでいい?」と聞くので「いいよ」と言ったらたまたま引っ張り出したのがヤン・ファン・アイクの画集でした。
今ウチに残ってる美術書は安物ばかりです。
英文の豪華美術書は数年前まとめて東京芸大図書館に寄付しました。
みいちゃんが引っ張り出したのは東京芸大図書館では置いてくれないだろうと思えるペーパーバックの白黒の英文画集。
みいちゃんはそれを広げてじ~と見てました。
ページを繰って真剣に見てます。
しばらくするとまた1冊引っ張り出した。
今度はロヒール・ファンデル・ウェイデン。
カラーだけどやはり英文ペーパーバックです。
これも真剣に見入ってました。
小学2年生にしてヤン・ファン・アイクとロヒール・ファンデル・ウェイデンの英文画集に見入る少女。
美術史家誕生を確信いたしました。
感心してたら電車で遊んでたてっちゃんが突如すっくと立ちあがった。
どうしたのかと思って顔を見たら不安な表情が浮かんでる。
ははあ、何かに感づきましたね。
この不安感は何だ!?
ママがいない!
電車を握りしめたまま急ぎ足で部屋を出て階段へ向かった。
そのまま階段を降りそうな勢いなのであわてて抱っこして降りました。