若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『金槐和歌集』

『金槐和歌集』の「金」は鎌倉表わし、「槐」は「大臣」、つまり、鎌倉幕府の第三代将軍、右大臣源実朝の歌集ということである。知りませんでした。家内は、源実朝のファンである。家内は、ソクラテスとドストエフスキーとロバート・レッドフォードのファン…

奈良県高校ソフトボール

夏休みに入って、駅で運動部の選手を見かけることが多い。今朝、駅のベンチで本を読みながら電車を待っていた。目の前を、ぞろぞろと女子高生が通る。見ると、真っ黒けだ。見事に真っ黒けだ。久々の真っ黒け。見ているだけでうれしくなるのはなぜか。徹底的…

福岡伸一『生物と無生物の間』

ベストセラーということで買った。カバーに、茂木健一郎さんのことば。「福岡伸一さんほど生物のことを熟知し、文章がうまい人は稀有である。サイエンスと詩的な感性の幸福な結びつきが、生命の奇跡を照らし出す」文章がうまいとか、詩的な感性というと、趣…

自分の気持ちをわかってもらうのはうれしい。心が通い合うのは、人間の大きな喜びのひとつだ。今朝の電車で。いつものように、ドアにもたれて本を読んでいた。前に、二十代前半と思える若い女性が立った。長い茶髪で、背が高い。大きな紙袋をさげている。白…

芝哲

「芝哲」とはなにか。「芝生の哲学」の略である。この十数年、庭の芝生を見つめてきた。芝生を見つめることによって、いろいろなことがわかる。頼みもしないのに雑草が生える。ほったらかしにしても雑草は育つ。除草剤をまくと雑草は生えない。こういうこと…

モノ

梅田で人と会う。電車の吊り広告。「人形展」の広告で、無邪気そうな子供の人形の写真である。たぶん、「なつかしの昭和30年代」的なものだろうと思ったら、そうだった。モノはなかったが、夢や絆があったと書いてある。こういう書き方をされると、誰だって「…

混乱

頭が混乱する時がある。昨日は、いつものバスより遅いバスに乗った。毎朝、6時57分に乗る。昨日は、7時6分に乗ろうと思った。いつもの老婦人はいないはずだ。と思いこんでいたので、バス停に立つ彼女を見たとき、一瞬アレッ!?と思った。いっしょに遅れるな…

『ソクラテスの弁明』

きのう、家内が、岩波文庫の『ソクラテスの弁明』を買った。家内は、前の日の朝日新聞の「天声人語」で、「岩波文庫で最も売れたのは、『ソクラテスの弁明』だ」、と書いてあったからあわてて買ったのではない。「天声人語」とは関係なく、たまたま買いたく…

読書感想文

朝刊の書籍広告を見て、夏休みの宿題に、読書感想文を書かせる学校が多いのだなと思った。「学研」の広告。『10分で読める名作』世界の名作を10分で読ませようというのか、と思ったら、「短編名作」だった。学年別で、今回発売は、一年生から三年生用、四年…

土曜出勤

土曜日に会社に出るのは久しぶりだ。電車の本数が少なそうなので、いつもより少し早く家を出る。バスは、乗客三人だったが、駅はけっこう人がいた。私学の制服を来た、小学二、三年生くらいの女の子が、私を追い抜いて階段を駆け上っていく。売店で、ペット…

酒気帯び運転他

朝日新聞奈良版の記事。大和高田市内で追突事故があった。目撃証言から、市内の男性の車が割り出さた。出頭を要請したところ、翌日、男は、車に乗って警察に出頭した。早速出頭したのは神妙で、一件落着となるはずだったが、落着しなかった。男は、酒を飲ん…

大食小食

朝のバス停で、いつもの老婦人。「今日は木曜ですよね。明日は金曜。うれしいわ。疲れて疲れて。なんやかや、忙しいんですよ。娘のとこがね、高校生の男の子二人でしょ。よく食べるよく食べる!作っても作っても足りないって言うんで困ります。下が柔道やっ…

お屋敷

赤城農林水産大臣の、事務所経費が問題になっている。きのう、テレビのニュースで、大臣の実家がうつった。大河ドラマ『風林火山』にでも出てきそうな、堂々たる門構えの、立派なお屋敷である。戦国時代以来の名主の家柄だそうだ。お屋敷の映像を見た瞬間、…

かぶれる

うるしなどに、かぶれることがある。「かぶれる」というのは、西武ライオンズの強打者のことではない。あれは、カブレラですよ。まちがう人が多い。注意が必要だ。昨日の、NHK教育テレビ「新日曜美術館」で、漆芸家の角偉一朗をとりあげていた。有名な人…

はじめての焼肉

昨日、母のいる施設に行ったら、車椅子のおじいさんが、「早よ押せ!早よ押せ!」と、怒鳴っていた。感じ悪い。ボケているからしかたがない、この人の人格とは関係のない、不規則発言である、と思おうとするが、不愉快である。母の車椅子を押して屋上に上が…

「二階から目薬」

非常にポピュラーな言葉だ。と言って、自分で使ったことはないように思う。今朝、電車を降りて、改札口を出るところから、私の前を中年女性が歩いていた。しばらく歩いて、彼女の頭が、くいっと、うしろにかたむいた。何かを飲む動作のようだった。すぐまた…

「ふ〜ん」

朝日新聞奈良版。県知事定例記者会見において、記者から質問があった。「久間防衛大臣の、『原爆はしょうがなかった』という発言についてどう思うか」この質問に対して、荒井正吾知事は、「新聞やテレビの報道を見て、ふ〜んと思った」と答えたそうだ。その…

がんばれ夕張!

朝日新聞朝刊の、「ひと」欄は、話題の人を取り上げるコラムである。今朝は、日本を代表する人気バンド「GLAY」のリーダーのTAKUROさん。「夕張応援ライブ」に参加して、夕張市民を励ます歌を歌ったそうだ。財政破綻で打ちのめされている市民を応援する。い…

きのう、電車で

座って本を読んでいると、前に男が二人立った。「ここんとこ、たてつづけに珍しいやつに会うてなあ」「ほんまかいな」一瞬、若手の漫才師が、車内で練習を始めたのかと思った。見ると、30代前半と思える、スーツ姿の若者である。漫才師にしては、地味だ。「…