若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

初雪東京に舞ふ

朝日新聞「ひと」欄で紹介されている愛甲次郎さんは、文語文の復活に取り組んでいる。愛甲さんは、ソニーの専務だった。部下からメールでいろんな提案が寄せられる。いい案なのだが、文章が冗長で要領を得ないものもあった。「候文なら、簡にして要のビジネ…

日本人初!

「日本人初の快挙!」というのがある。私にとっては、湯川博士のノーベル賞が、一番印象が強い。朝刊の記事。日本人初の、ウィーン少年合唱団員が、日本にやってくる。男の子の写真が出ていた。「快挙!」とはいえないが、楽しい話題だ。しかし、この「今日…

贈る言葉

昨日は、誕生会であった。私のではない。長女の会社の上司の誕生会。部下の女性たちに祝ってもらえるとは、ハッピーですね。娘が、プレゼントに鏡を選んだと聞いたとき、おや?と思った。上司は女性なのか。家内も次女も口をそろえて、「男だって鏡は使うで…

夢はおかしい

二つ夢を見た。ゴルフ場への道を、素足にサンダルばきで歩いている。ゴルフに関心のない私が、なぜゴルフ場へ?ゴルフ場が見えてきた。前方に芝生が広がっている。夢の中の私は、お、芝だ、サンダルを脱がなくては、と考えている。夢の外の私は、おいおい、…

安井曽太郎と杉良太郎

NHK教育テレビ「新日曜美術館」、今日は、「杉良太郎が語る巨匠安井曽太郎」杉良太郎は、NHKのテレビドラマ「文吾捕り物絵図」で一躍人気スターになり、その後俳優、歌手として活躍している。彼の歌も芝居も全く知らなかった。何年か前、NHKで特集…

華麗なる変身

「新一年生」が楽しい。「新中学一年生」には、小さなかわいい男の子がいる。「え〜!キ、キミ、中学生か?三年早いのとちがうか?」ピカピカの制服のこういう男の子は、必ず寝ぼけた顔をして、髪の毛が寝癖でヘンテコに逆立っている。高校を卒業した女の子…

同窓会

同窓会といっても、妹の同窓会である。大学の恩師K先生を招いての同窓会。K先生ファンの私に、妹が報告してくれた。明治44年生まれのこの先生を、直接知らない私としては、「グレートマザー」と、わけのわからん呼び方をしたくなる。妹は、某女子大の食物…

神仏習合

日曜日、奈良国立博物館の特別展、「神仏習合:かみとほとけが織り成す信仰と美」を家内と見に行った。新聞の広告で見つけたのだ。「お、奈良の国立博物館で『神仏習合』やってる」「なにそれ?『ドリフの全員集合!』は知ってるけど。『神仏集合!』なんて…

予言が外れた時

「祈祷」する人たちは、「病気を治してあげたい」とか、「雨を降らせてあげたい」などと熱烈に思う「良い人」なのだろう。そして、「自分にはその力がある」「その方法を知っている」と思い込むタチのひとなのだろう。あるいは、そのふりをしているだけの悪…

『讃岐典侍日記』パート2

『讃岐典侍日記』パート2と聞いて、「讃岐典侍の逆襲!」「讃岐典侍リターンズ」とか思う人はハリウッド映画の見すぎです。私は、『讃岐典侍日記』を読んだことがない。いいじゃないか。読んだことがなくったって。人間だもの。相田みつおさんは便利だ。「…

王朝女流文学へのいざない:『讃岐典侍日記』

ようこそ、王朝女流文学の世界へ。御案内役の、若草鹿之助です。パイプを手に、アスコットタイ、ツイードのブレザーをシックに着こなした私が、魅惑のベルベットボイスであなたにこう語りかけるところを想像してください。気持ち悪い?失礼しました。『讃岐…

鹿之助選:短歌秀作集

時々、短歌結社の機関誌を読む。良い歌がないか探さない。ヘンな歌がないか探す。いい趣味とはいえない。しかし、大量の投稿短歌を丹念に読んで、数少ないヘンな歌を見つけ出すのは骨の折れる作業だ。努力だけは認めてほしい。「敬老会に撮られし妻の写真見…

法事

朝のバス停。私といつもの老婦人である。「おはようございます」「おはようございます。わたし、明日から和歌山に行きます」そ、そうですか・・・。(-_-;)勝手に行ってくださいというわけにもいかんし、旅行ですか、くらい聞いたほうがいいかな、と思ってた…

「チャーチルの次に偉大な人」

朝日新聞夕刊のコラム「窓」のタイトルである。2002年にイギリスのBBCテレビが、「偉大な英国人」投票を行った。1位チャーチル、3位ダイアナ妃、4位ダーウィン、5位シェークスピア。知ってますね。2位、イザムバード・ブルネル。誰じゃ!?チャーチルと張…

「ハグ」

「ハグ」という言葉を初めて見たのはいつだったか。そう古いことではない。「彼にハグしてもらった」何のことだろうかと思った。「抱擁」のことらしい。「ハグ」という字を見ると、寒気がする。ブルッとふるえる。私の感情と膀胱を刺激する数少ない言葉だ。…

選挙速報

若草鹿之助商店選挙管理事業部報告。昨日投票が行われた奈良県議会選挙、即日開票の結果、皆様おなじみのTさんは堂々二位で当選!リンダ様はじめ、読者の皆様方のあたたかき御支援の賜物と心より感謝いたします。一位は、いわゆる二世候補で、県政界の実力…

我には許せ敷島の道

多賀宗隼著『慈円』天台座主慈円は『愚管抄』の著者として日本史で習った。源平の争乱時代から鎌倉時代にかけて活躍した人だ。百人一首に、印象の薄いあまりぱっとしない歌がある。おほけなくうき世の民におほふ哉わがたつ杣にすみぞめの袖「身のほど知らず…

縄張り

「縄張り」と聞いて、「縄張り争い」を思い浮かべるのは人間のあさましさだと今西錦司さんがどこかで書いていた。動物の世界では、「争い」を避けるために「縄張り」があるというのだ。そうなのか。動物達は、「ここは誰かの縄張りだ」と思ったら、「よっし…

こけかきいきい

子供のころ、非常に楽しみにしていたのに、紙芝居のことをあんまりおぼえていない。「こーちゃん」というおじさんが、紙芝居がすたれるまで長い間、我が家の裏に来た。我が家の裏から西にまっすぐ道があって、突き当りが「いさちゃん」の家で、その前には「…

現代詐欺師

新聞の書籍広告。『宣伝会議』という雑誌の広告が出ていた。「特集:現代詐欺師の宣伝ツール一式」この雑誌は、広告、宣伝に携わる人のための雑誌だろう。自分達のことを、「現代詐欺師」と開き直っているのだろうか。ホンモノの詐欺師の手口を学ぼうという…