若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

抽斗

朝日新聞に、「抽斗」という題の文章が出ていた。「抽斗」!なつかしい!「抽斗」は、「ひきだし」と読む。机の引出しである。「抽斗」とは、四十数年ぶりの再会だ。中学の頃、テレビの「ペリー・メイスン」が好きだった。裁判が物珍しかったし、行動派弁護士のペ…

思い出のグリーングラス

昨日はギターのレッスン。尊師のクラスは、ヤマハのシステムを大きく逸脱して、音楽寺子屋兼音楽救護施設と化している。中高生から中高年まで、幅広く取り扱っておられる。特に、私や次のクラスのYさんは、尊師の自慢の生徒だと思う。「こんな人でも音楽を…

暴走

尼崎の列車脱線事故から受ける衝撃はなんだろうか。地震や津波と違って、人間が引き起こした惨事であることが、衝撃の大きさの理由だろう。自分も、運転手だったかもしれないし、会社の管理責任者だったかもしれないし、乗客だったかもしれない。現代の、特…

南無大師金剛遍照

昨日、母のいる施設に行くと、一昨日Yさんが亡くなられたとのことであった。95歳。要介護老人施設であるから、いつ誰が亡くなってもおかしくない。驚きはしないし、悲しくもないが、やはりさびしい。Yさんは、いまどき珍しい、どこから見ても、典型的日本…

「浅野匠之頭辞世の句の真実」論

先日、家内が参加している朗読のグループが、お年よりの集まりで朗読をした。生活協同組合が後援する、「ミニ・デイサービス」の会がある。生協関係の奥さん達が、十人ほどのお年寄りに昼食を用意して食べてもらう。その席で、朗読を披露したのである。世話役の…

朝から忙しい

朝の電車では、ドアのところで本を読む。ところが、今朝は私の指定席が若い女性によって占拠されていたので、仕方なく座席の前に立った。本をひろげる時、座っていた女子高生とふと目が合った。非常に険しい目で私をにらみつけた。おじさんが嫌いな年頃なの…

反英教育

中国政府による反日教育が問題になっている。反日教育があれば、反英教育もある。アメリカの初代駐日公使タウンゼント・ハリスは、子供時代、祖母から「神を恐れよ。英国を憎め」と教育されたそうだ。二百年近く前のアメリカには、「独立戦争以来祖国アメリ…

愛国無罪

中国で、反日デモが暴徒化しているようだ。なんとなく勢いで参加している人が多いと思う。デモに限らず、大勢でやることはわけのわからんことが多い。最近、一番わけがわからんのは、「NHK受信料不払い」だ。NHKの度重なる不祥事に怒った国民が受信料の支払…

朝練

昨日は、朝9時からバンドの練習。高校の運動部並みではないか!気合が入ってるなーと思われるかもしれないが、練習スタジオがその時間しか空いてなかったというだけの話だ。スタジオはイトーヨーカ堂にある。車が少ないのであっという間についてしまった。…

稲荷大明神

今朝、バス停で今年初めてツバメを見た。ツバメは気持ちがいい。読者の方からメールが来た。「この日記は、いつも『お役立ちトクトク情報』満載で、実用的でいいけれど、たまには昨日の様な他愛のない話もいいですネ」ご好評にこたえて『元禄世間咄風聞集』…

命名

『元禄世間咄風聞集』という本がある。これは、元禄時代に、どこかの大名の家臣が、噂話好きの主人のために集めたどうでもいいような話をまとめたものである。この、どうでもいいような話をしたり聞いたりしていたのは、当時のエリートである、大名や高級旗…

海亀の神秘

海亀の産卵の様子をテレビでよく見る。月光を浴びて、海から続々と上がってくる姿は、たしかに絵になる。世界で何箇所か有名な産卵場所があるようだ。神秘的である。産卵のため砂浜を這っている海亀の姿を見ていると、ウチの息子の二十年近く前の神秘的な姿…

七回忌

朝日新聞で何日か前に紹介されていた歌。七回忌過ぎしといふを夫の部屋にかたづけぬものかたづかずあり少し違っているかもしれないが、亡き夫への思いが伝わって来る歌だ。以前、ご主人を若いときに亡くされた方と話をしていた。仕事の関係で、そのご主人も…

青春のエレキ

先日、Kさんという方からメールをいただいた。「鹿之助さんがエレキファンと言うことでお便りします」この方は、私と同い年で、ベンチャーズなどのCDの蒐集狂のようだ。私が珍しいCDでも持っているかと思われたのだろう。しかし、ひょっとするとアヤシ…

「花」

昨日は、郡山城琉金之助君のライブ。彼は、大和郡山市で三本の指に入るアマチュアギタリストである。えらく持ち上げると思われるかもしれないが、そんなことはない。「大和郡山市で三本の指に入る金魚」なら立派なものだが。久しぶりのライブで、客はいつになく…

「けいたん」

図書館に行く。中学生と思えるおとなしそうな女の子が、カウンターの職員に質問。「芥川龍之介の本はありますか」「・・・いろいろありますよ・・・」何となく新鮮である。私は中学の時、学校帰りに家の近くの市立図書館に一週間ほど通ったことがある。アルフォ…

入学式シーズン

次女の幼稚園の入園式の写真がある。満開の桜の下で、家内と、同じ幼稚園に通っていた長女と、三人並んで写っている。次女は、うれしそうにニコニコしているが、不安も感じていたと思う。この幼稚園に私も通った。私は、この幼稚園の「第一期募集園児」であ…

「大きな木」

石川文子編『大人を休もう』を拾い読み。小学校の国語の教科書に出ている話を集めた本だ。最初に、シェル・シルヴァスタインという人の「大きな木」という話が出てくる。「リンゴの木があった。男の子がよじ登ったりして遊んでいた。リンゴの木はうれしかっ…

次世代育成支援対策促進法

長い名前やなー。単に次世代を育成しようと言うのではなく、次世代の育成を支援しようと言うのでもなく、次世代の育成を支援する対策を作ろうと言うのでもなく、次世代を育成するのを支援する対策を作るのを進めようと言うのだ、と思う。で、「次世代」とは…

格差拡大社会

NHKで、「格差拡大社会」についての討論番組をしていた。「格差拡大、是か非か」というような問題設定は困る。超大金持ちが増えてもかまわないと思う。そのかわりホームレスが増える、というのではダメだ。仕事が生きがいで一日20時間働く人がいてもかま…

母親

会社帰りの電車で、つり革を持って本を読んでいた。ドアのところで、母親と、小学低学年と思える男の子が二人立っていた。男の子達は、「座りたい−」と駄々をこねている。母親は、「しかたないでしょ。がまんしなさい」という風なことをいろいろ言った。言うのは…

がんばって!

朝、歩いたりジョギングしたりしている人がいる。バス停に行く道や、バスを待つ間にも見かけるが、なかなか続かないものだ。家の近くの美容院の姉妹の朝の散歩はよく続いている。80歳くらいだろうか。十数年前、一度だけその美容院に母を連れて行ったことが…