若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日の客

大晦日に思い出すのは、昨日の日記に登場したM君だ。彼は、「大晦日の客」として我が家の歴史に名を残している。昭和58年の大晦日の夜、新年の準備に慌しい我が家に突然風のごとくに現れた。M君は焼き物を作っている人である、と紹介すると、いかにも気楽…

自治会40年

ここの自治会の創立40周年ということで、記念の冊子が配られてきた。昭和39年に山林を切り開いて宅地として売り出したようだ。昭和40年の写真を見ると、実にさびしい光景だ。40年前に、出来立てのほやほやであった町が、私たちが十四年前に来た時は、すでに…

カニ

甥のK太郎がカニを送ってくれた。立派なカニである。早速食べた。ぷりぷりの身の詰まったゆであがった赤いカニを見ていると、赤ん坊の頃私が風呂に入れたK太郎の姿が心に浮かんだ。K太郎もぷりぷりと身が詰まって風呂でゆであがると金太郎のようであった…

泣けーっ!

日曜に母のいる施設に行った。クリスマスパーティであった。入居者のSさんは陽気な女性だ。一人でわけのわからないことを言っては、声をあげて笑う。ところが、Sさんが笑うと、Nさんが怒る。Nさんは、わりと新しい入居者で、80過ぎの、一見スマートな老…

新聞自動販売機管理責任者

「新聞自動販売機管理責任者」という資格があるのかどうか知らない。私が乗る電車の駅に新聞の自動販売機がある。私は、電車が来るまでの少しの間、自動販売機の横のベンチに座っている。自動販売機のそばにいつも男が大、小二人いる。ジーンズにスニーカー…

人間のすること

朝日新聞の記事いろいろ。フランスの銀行で、自動支払機に札を入れ間違った。20ユーロ札を入れるところに50ユーロ札を入れてしまった。引き出しに来た人が20ユーロ出てくると思ったら50ユーロ出てきたので、「今日はラッキー!」と叫んだ。この人の…

クリスマス商戦

クリスマスが近づくとクリスマス商戦が始まるかというとそうでもない。近づかない前から始まっている。私が通っているギター教室の前に大きなショッピングセンターがある。その入り口のギリシャ神殿風巨大円柱に華やかな電飾が施されたのは二ヶ月ほど前だ。…

みずほ証券巨額損失

みずほ証券という会社が社員のちょっとしたミスで巨額の損失を出した。コンピュータからは、「警告」が出ていたらしいが無視して実行した。すぐ気づいて取り消そうとしたが、取り消せなかった。楽しい話だ。何百億か知らんが、損することもあるだろうしもう…

ユーモア感覚

「子供のユーモア感覚を育てる」を読むために、『児童心理』という雑誌を買った。物好きである。この雑誌を買うのも読むのも初めてだ。小学校の先生向けの雑誌のようである。今月号は「ふつうの子」が特集だ。実にまじめな雑誌である。悩みの相談のページも…

「子供のユーモア感覚を育てる」

新聞の『児童心理』という雑誌の広告で見た織田正吉さんの文章のタイトルだ。意表をつかれた気がする。「学力を育てる」なら当たり前だが、「ユーモア感覚を育てる」という発想が新鮮である。しかし、「学力とは何か」というのも難しいが、「ユーモア感覚」…

姉歯さん

ついに国会に姉歯さんが登場した。国会での「喚問」を見るたびに、私も一度でいいからあそこに呼ばれて、議員さんの前でエレキギターを弾いてみたいものだと思う。晴れ舞台とは言えないかもしれんが、大舞台だ。さて、姉歯さんだ。今回の耐震強度偽装事件で…

『教育欲を取り戻せ!』

新聞の書籍広告。「声に出して読みたいシリーズ」でおなじみの斎藤孝さんの本だ。世の中には無茶苦茶に本を出版しまくる人がいるが、斎藤さんも無茶苦茶出版の第一人者だ。少なくとも四天王の一人には入ると思う。ほとんど毎週のように本を出しているのでは…

「ライブ」とは

人前で演奏することを「ライブ」と言うんでしょうな。「発表会」も「人前」だ。どうちがうのか。ライブに来るのは聴衆で、発表会に来るのは見学者か見物人というところか。我々のレベルではそのあたりが判然としない。素人芸の基本は、カネを払って出演させ…

ライブ終了

昨日のライブは大成功だったと言えると思う。Y森さんが全曲無事歌いきったのはいささか意外というか、拍子抜けであったが、まずめでたいことであった。もちろん「カンペキ」というのではなく、少々の「ズレ」はあったが、これがなくなればY森さんがY森さ…

ライブ

今日は、大阪ミナミ、アメリカ村のライブバー「ザ・セラー」でライブがある。「鹿野センベープロデュース:ヘンなバンド集まれ!」というイベントである。私は、オールディーズバンド「THE VINTAGE GOODS」のメンバーとして出演する。このバンドは「ヘンなバ…

トシ

次女の友達が四月はじめに出産する予定だそうだ。女の子らしい。なんとかして三月に産みたいと言っているというので理由を聞くと、三月生まれは同期生の中で一番遅く年をとるからだそうだ。なるほど。小学生、中学生の間は、早く年をとりたかったように思う…

とんと

子供の頃、冬になると焚き火が楽しみだった。私が住んでいた東大阪では焚き火のことを「とんと」と言った。「とんと」て知ってました?とんと知りませんでした?そーですか。寒いですネ。住宅地の道路の真ん中で焚き火をしたというのは、今となってはちょっ…

シェーッ!

『赤塚富士夫のことを書いたのだ!!』を読んで、はじめて赤塚不二夫に関することをいろいろ知った。大学の頃、「おそまつ君」「バカボン」「もーれつア太郎」と、一冊だけわけのわからん「めちゃくちゃナンバーワン」というのを買っただけで、あとは大して…

『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』

小学館で赤塚不二夫を担当していた武居俊樹さんが書いた本だ。赤塚不二夫ファンにはうれしい本である。読み出したところなのにこの本について書きたくなるほどうれしい。私は、熱烈なファンになったりモノを集めたりするたちではない。高校の頃、ベンチャー…

美空ひばり論争

昨日は、オールディーズバンド「THE VINTAGE GOODS」の練習であった。12月11日に今年三回目のライブがある。年に三回のライブというと立派なものであるが、バンドは立派なものではない。特にリーダーがいるわけでもなく、なんとなく、いつの間にか、どこから…

料亭、テーブル、レッド・ツエッペリン

昨日は、○○市××協力会の懇親会。同業者の集まりで、年二回、同じ料亭で開かれる。二階のいつもの座敷に入ってびっくりした。畳の部屋にテーブルといすが並んでいる。高齢化社会に対応しようという料亭の努力なのであろうが、座敷にテーブルといすを入れただ…

切手離れ

郵政公社が、若手デザイナーを起用して、切手の売れ行き増加を狙っているそうだ。これまでは記念切手というと、各官庁から寄せられるアイデアに基づくものが多かった。「国際地球観測年」とか「婦人週間」とかいう切手だ。それでは売り上げの減少に歯止めが…

はんなりと、ほほえんで

何年か前、近所に婦人科の診療所が出来た。建物だけ見るとふつうの一戸建て住宅である。門や塀がなく、道路に面した部分に線を引いて四、五台とめられる駐車場にしてあるので住宅ではないとわかる。駐車場の端に大きなプラスチックの看板がある。この看板を…