若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

まぶたの裏

「まぶたの母」は知っているが、「まぶたの裏」は知らないという人が多いだろう。今日は、人物画教室。今回のモデルさんは、ヘレニズム美人というか、ガンダーラ美人というか、天平美人というか、まあ吉祥天女系で、何となく描きやすく、すらすら描き進んだ…

田村圓澄『法然』

若草鹿之助商店名前だけ知ってる有名人の伝記を読む事業部活動報告。法然の伝記はたくさんあって、室町以前で15種類ほどあるそうだ。近代以前の人で、これだけ多いのは、聖徳太子くらいのものらしい。ただし、法然伝は、種類は多いが、書いてあるのは同じこ…

大ペルシア絨毯展

近くのホテルで開かれている、百貨店主催の「大ペルシア絨毯展」に行った。こういう催しでは、いつものことだが、会場には大量のペルシア絨毯と、多勢の販売員と、まばらな客の姿があった。会場入り口には、見事な逸品が展示されていた。値段は、千万か二千…

日本語入力

朝日新聞。パソコンで、日本語を入力するのに、ローマ字入力の人が、85%ほどだという。二十数年前、パソコンを買ったとき、ローマ字入力にするか、かな入力にするか迷った。迷ったというほどではなく、ローマ字の方がキーボード上の位置を、覚えやすいとい…

『ジョージ・ハリスン自伝』

図書館で、目についたので借りた。分厚い本なので、ビートルズのおもしろいエピソードでもあるかと思った。ミュージシャンの「自伝」に期待するのは、それぐらいですね。読み始めて、『ジョージ・ハリスン自伝』というのは、元のタイトルではないことがわかっ…

記憶力

駅で、電車を待っていた。少しむこうに、70歳半ばと思える、上品そうな老夫婦が立っていた。二人とも、きれいな白髪で、にこやかに話している。いい感じですね。見るともなく、ベンチの方に目をやると、派手な若い女性がすわっている。大学生だろうか。大き…

好奇心

新聞の書評で、モンテーニュの『エセー』の新訳が、読みやすいと紹介してあったので買った。以前、『エセー』をフランス語で読みかけたものの、ちょっと難しいので、翻訳で読んだが、日本語としてこなれていないように思えたので、いい訳が出るのを待ってい…

ライブ

きのうは、ヤマハボーカル科を代表するハードロックボーカル、地獄の狂獣、K原君のバンドのライブ。尊師にとって、心配な生徒は数多い。というか、ヤマハで心配な生徒の大半が、尊師の下に集まっている、というか、収容されているといっていい。Y森さん、ど…

たんぽぽ

ウチの裏に、百坪ほどの空き地がある。二階から見下ろすと、雑草の緑が美しい。何日か前の朝、見下ろしたら、黄色い花がたくさん咲いていた。たんぽぽだろう。はでで、かわいい。いい気分である。勝手に咲いているのがよろしい。誰が頼んだわけでもなく、カ…

放生会

興福寺猿沢の池での放生会については、何年か前に書いたことがある。興福寺主催の放生会にならって、近くの幼稚園の子供達が、金魚を猿沢の池に放して、生命の尊さを学ぶという、厳粛かつほほえましい行事が、池にすむ、どうもうな肉食亀たちによって無茶苦…

育児は楽し

インターネットで注文してあった、マネの絵が届いた。「スミレのブーケを持ったベルト・モリゾ」これを、模写しようというのである。S君に、「人物画を描くなら、マネの真似でもしてみろ」と言われたのだ。S君は、絵は生まれつきうまいが、しゃれは生まれつ…

朝日新聞に問う

朝日新聞奈良版。まんなかあたりにカラー写真が出ている。奈良交通のバスと、軽乗用車が、なかよくぴったりくっついて、こっち向いて写っている。大きなバスと、小さな軽乗用車。ほほえましい写真だ。なんだろうか。事故だった。なかよくぴったりくっついて…

聖火防衛隊

オリンピックの聖火リレーが、行く先々で妨害を受けて大変なことになっている。開催国である中華人民共和国の、チベットに対する「圧政」に抗議する人達の標的になっているのだ。サンフランシスコでは、混乱を避けるため、予定されていたコースを走らず、裏道…

中山忠彦「永遠の女神」展

芸術院会員の洋画家、中山忠彦さんの回顧展に行った。誰がつけたか知らんが、たいそうなタイトルである。中山さんの絵を初めて見たのは、二十年ほど前だと思う。ある銀行のカレンダーで見た。鹿鳴館時代みたいなドレスを着た女性像だった。うまいなあと思う…

職業

人物画教室。三人目のモデルさんである。見た瞬間、お、描きやすそう、と感じた。こういう人が、私の「タイプ」というのだろうか、と思ったのであるが、他の人の絵を見たら、今回は、皆さん、顔がうまく描けている。描きやすい顔というのがあるようだ。教室…

オルセー美術館

印象派の絵が好きになったのはいつごろだったか。学生時代は、「現代美術がカッコイイ、印象派は古い」と思っていた。好き嫌い以前に、家に画集もなかったし、いろんな絵を知らない。美術の教科書の絵を見るくらいだった。中学のとき、ある展覧会を見に行っ…

六年生おめでとう

六年は、「持ち上がり」だった。「持ち上がり」は、先生の業界用語でしょうか。生徒から見ると、「持ち上がられ」ですね。K君の家に遊びに行った。かなり遠かった。二人で、漫画を読んでいた。『日の丸』とかいう雑誌だったように思う。K君のおかあさんは、…

五年生おめでとう

五年の担任は、淡川ツ子先生。「つこ」じゃなくて、「つね」ですよ。私が、二年生か三年生の時、我が校は創立80周年をむかえた。その記念式典において、淡川先生は、勤続35年の表彰を受けた。さ、さ、35年!衝撃。天文学的数字だ!漫画なら、「さ、さ、35年…

四年生おめでとう

小学校の担任の先生の話が続く。昨日、家内がある会合に出た。隣に少し年上と思える女性が座った。その人のなまりに気づいて、お国はどちらですかと尋ねたら、山形。あら、と思った。前の日、山形に手紙を出したところなのだ。家内は朝日新聞の短歌投稿欄を…

三年生おめでとう

三年生になると、いよいよ小学生として油が乗ってくる。二年の時の担任の、大好きだった山口先生のことも、あっさり忘れてしまう。三年生の始業式、新任の先生が紹介されたなかで、大学を出たばかりの志水先生の青い背広が光り輝いていた。こんな服、見たこ…

二年生おめでとう

幼稚園が、出来立てのほやほやで、戦後復興と民主主義の象徴みたいに、明るくモダンでピカピカであったため、空襲の焼け残りみたいな小学校にがっかりした。おまけに、担任の先生が、離婚騒ぎで来たり来なかったりで、せっかくの「小学一年生」は、すっきり…

入学おめでとう

今日、大阪で、黒いスーツの若い女性の集団に会った。入学式だろうか。一番緊張するのは、小学校新一年生でしょう。親も緊張する。ウチの長女に「就学通知」が来たとき、「召集令状」が来たように感じた。かわいそうに、と思った。私が、小学校に入学した時…

エイプリルフール

今日は「エイプリルフール」か。「天声人語」にそう書いてあった。伯母の日記を読むと、大正時代の子供達も、「エイプリルフール」を楽しんでいたようだ。少なくとも、伯母は、この日に、弟(私の父)をだまして喜んでいる。伯母の日記には、かなりの年にな…