若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2007-01-01から1年間の記事一覧

あわただしい

夕方、スーパーへ。年内最後、という客も多いだろう。家庭用品売り場のレジに並ぶ。前に、中年女性二人。一人目の女性が、商品を受け取って、急ぎ足で立ち去る。と、レジの女店員が手を振って大声で叫ぶ。「お客様あ〜〜〜!おつり〜〜っ!」あわてて戻って…

どーぞ!

電車に、中学生の男の子が何人か乗ってきた。一年生かな。次の駅で、席が空いた。一人が、つかつかと空いた席に向かう。向こうから、年配の女性が、よたよたと同じ席に向かう。タッチの差で、男の子が早かったが、彼はおばさんに気づいた。気づいた瞬間、さ…

朝日と夕日

海から昇ってくる太陽と、海に沈んでいく太陽を見分けることはできるのだろうか。きのうの朝日新聞朝刊奈良版。トップに、たぶん薬師寺と思えるカラー写真。二つの塔の向こうに太陽が浮かんでいて、空は真っ赤に染まっている。美しい写真であるが、問題の写…

年賀葉書

さあ、そろそろ年賀葉書でも書こうか、と思ったら、家内や子供達が使ってしまって足らない。近所の郵便局に買いに行った。郵政民営化の今でも特定郵便局というのだろうか。今頃買いに行く人もないだろうと思ってたが、多勢いますね。こんでました。葉書の窓…

クリスマス

朝から整骨院に行った。ドアを開けてびっくり、サンタさん。受付の若い女性二人が、サンタクロースの格好をしていた。入ってくる人それぞれに、失笑、苦笑、ひやかし、反応は様々である。80代と思える女性が入ってきて、診察券を渡したが、サンタ衣装には無…

これが油絵だ!

高校の美術部の後輩T君と飲んだ。私が、美術部同期のS君に、色えんぴつ画を習っている話をしたら、T君は、美術部に入ったころの話をはじめた。S君が「絵の上手」であることは誰もが認めるところであったが、T君も、中学までは「絵の上手」と言われたらし…

「気はやさしくて力持ち」

単純明快な肯定的メッセージである。気持ちのいい言葉だ。しかし、この言葉はどこで使うのか。誰に使うのか。この年になるまで、周囲にそんなイメージの人はいなかった。「日本昔話」の世界で使う言葉だろうか。昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが…

ウクライナの美人画家

ちょっとした絵を買おうとすると、小さな作品でも、10万20万という値段になる。「高額商品」だ。「ちょっとした絵」を描ける人は、そうはいない。ある程度才能があって、一生懸命描き続けて、売価10万20万、手取りはその何分の一では気の毒なような気もする…

本を読む人

きのう、電車で、向かいに座った若い女性が、「一心不乱!」という感じで本を読んでいた。流行の「破れジーンズ」姿の、とても太った女性だ。熱心に読み続けている。表紙がちょっと見えた。若い男女三人が、漫画風に描いてあった。漫画か。それにしては、部…

ペルシア絨毯

きのう家内とデパートに行ったら、催し物会場で世界の絨毯展。う〜む、よくこれだけ、と感心するほどたくさんのペルシア絨毯があった。ペルシア絨毯は美しい。気楽に見物するはずであったが、そうはいかん。客が一人も居なくて、販売員が何人も居る。おまけ…

トシ

ある会でいっしょになる、七十代と思える女性と立ち話。「奥様からお聞きしたんですが、リタイアされたんですってね」「はい」「七十?」「は?」「七十一?」「え?」「七十二?」「?・・・・!わ、わ、私ですかっ!?六十一ですよ!しっつれーな!」「あ…

ネズミ

来年は、ネズミ歳である。大量のネズミの絵が、描かれているだろう。これから年末にかけて、がんばって描こうと思ってる人も多いにちがいない。世界で一番有名なネズミは、たぶんミッキーマウスだ。世界中の人に質問すれば、こういう結果になると思う。「世…

まだまだやる

昼のNHKニュース。いくらなんでも、今日は船場吉兆じゃないだろう、いや、ひょっとすると、船場吉兆か、と楽しみに見た。トップが船場吉兆ではなかったので、ほっとするようながっかりするような、ヘンな気分であった。年金問題とか、ガソリンや灯油の値…

まだやるか

今日のNHKお昼のニュース。トップはまたもや船場吉兆。つまらん問題のようでいて、実は大変な問題なのか。たいそうに扱ってるけど、つまらん問題なのか。産地も賞味期限もどうでもいい!とにかく食わせろっ!腹がへって死にそうじゃ!食いたい!という世界が…

偽装

賞味期限をごまかしたり、産地を偽ったりするのはよくない。よくないが、賞味期限とか産地がそれほど大事かというと、それほどでもないように思う。賞味期限が、二、三日ずれてようが、但馬牛が佐賀牛であろうが、比内地鶏がブロイラーであろうが、わかる人…

賞味期限

NHKテレビ、昼のニュース。本日のトップは?「船場吉兆、明太子の賞味期限も偽装」あのねー。明太子てねー。そんなもん、昼のニュースの一番でいうことか。せめて、偉大な指導者金総書記、ブッシュ大統領、福田首相、原油価格高騰、サブプライムローン、…

自画像を描く2

きのうは、「いろえんぴつ画講座」宿題の、「自画像」のできばえやいかに?おお!みなさん、それぞれにりっぱなもんでした。気合が感じられました。皆で作品を見せ合う。昔読んだ本の一節を思い出す。「人生で最大の喜びは、各自が作った土まんじゅうを持ち…

「ニュースがわからん!」

朝日新聞朝刊一面。OECD15歳学力調査(PISA)の結果が出ている。日本にとって、あまりうれしくない結果だったようだ。二面に、「ニュースがわからん!」というコラムがある。記事に出てくる、新しい言葉や、ややこしい言葉をやさしく解説する欄だと思う。今…

自画像を描く

ここ数日、鉛筆で自画像を描いている。高校時代の友人S君が講師を務める、「いろえんぴつ画講座」の宿題である。高校、大学と、美術部で絵を描いてきたが、デッサンというのをしたことがない。勝手にヘンな絵ばかり描いてきた。ヘンな絵を描くと、展覧会で賞…

悪いやつ

よくこれだけ悪いやつが出てくるもんだ。毎日何かある。河合雅雄さんが、自然界に善悪はない、善悪は人間世界のものだ、というようなことを言っている。人間は、たえず、良いことをするか悪いことをするかの選択を迫られているということか。あるいは、何を…

出し惜しみ

朝日新聞。防衛省の、守屋前事務次官が、収賄の容疑で逮捕された。「防衛庁の天皇」と呼ばれていたそうだ。失礼ではないか。「○○の天皇」という呼び方は、天皇に失礼だ。絶大な権力をほしいままにし、わがままし放題、周囲の人間を生かすも殺すも胸先三寸、…

サックス科

この発表会は、ボーカル科とサックス科合同で、サックス科の指導は、女性講師のY先生である。サックス奏者として、バリバリ活躍中だ。私が、エレキギターを習い始めたころ、奈良の教室でサックスを持ったY先生を時々見かけた。可愛い生徒がいるなと思った…

オータムコンサート3

私に声をかけたボーカル科のYさん、というのは、Y森さんではない。YさんとY森さん。頭文字はいっしょ。年齢もたぶんいっしょ。歌も、オールディーズが好きというのが似てる。そのYさんが歌う、プレスリーの名曲「好きにならずにいられない」を聞く。歌…

オータムコンサート2

昨日は、ヤマハのオータムコンサート。私の一曲目は、ヤマハボーカル科を代表する熟女U山さんとの「レットイットビー」セールスポイントは「おとなの魅力」以外にない。ギターで「おとなの魅力」を感じさせるのは私には無理だ。ファッションで、ということ…

オータムコンサート

明日は、大阪の秋の音楽の祭典として、市民が待ちわびる、おなじみ「ヤマハ・ボーカル科サックス科合同オータムコンサート」である。ボーカル科でもサックス科でもない私がなぜ出るのかというと、彩りに出るのである。で、今日はそのための練習なのだが、きの…

モーロー

火曜日から熱が出て、今下がりつつある。下がりつつあるが、なおモーローとしている。かかりつけのお医者さんは愛想がない。「風邪ですな。二、三日じっとしてんとしかたないですワ。熱はもうちょっと続くと思いますよ」ものたりない。半死半生、よろめく足…

がんばれ魁皇

大相撲九州場所。カド番の大関魁皇が、進退をかけて土俵に上がっている。全国の善男善女と共に、私も、魁皇に声援を送っている。申し遅れましたが、私、日本善男善女協会奈良支部の会員です。魁皇ファンに悪人なし。鹿之助の法則である。「心が善良な人で、…

それほど毛皮が欲しいのか

『日本渤海交渉史』渤海からの船は、いろんな所に到着している。出羽、出雲、加賀、隠岐など。出たとこ勝負、風まかせ波まかせ。目的地は日本列島。どの港に入港しようという考え自体がなかったのかな。渤海からの使いが来ると、日本国はええかっこして、連…

貂の毛皮

高校の世界史で、「渤海」という国の名前を知った。上田雄・孫栄健『日本渤海交渉史』奈良時代から平安時代にかけて、遣唐使が、日本の政治や文化全般に、大きな影響を与えたことはよく知られている。同じ時代に、渤海から日本へ34回、日本から渤海へは15回…

あなたがそこにいるだけで

母のいる施設に行った。Nさんの奥さんが帰るところだった。奥さんは、私の顔を見るとうれしそうに笑った。「おじいちゃん、大好きな兄ちゃん来はったよ」い、いや、Nさんと私、それほど心が通い合っているとは思いませんが。「兄ちゃんとお話してなさい。…