若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

オータムコンサート2

昨日は、ヤマハのオータムコンサート。

私の一曲目は、ヤマハボーカル科を代表する熟女U山さんとの「レットイットビー」

セールスポイントは「おとなの魅力」以外にない。
ギターで「おとなの魅力」を感じさせるのは私には無理だ。
ファッションで、ということになる。

で、頭のてっぺんからつま先まで、全身これシティライフをエンジョイするイケメンナイスミドルのゴージャスエレガンスという雰囲気で決めてみた。

ちょっと「シブすぎ」のおそれはある。
なにせ、相手がU山さんだ。
なにを着てくるかわからない。
U山さんも私といっしょで、歌ではおとなの女の魅力を出しかねて、衣装と髪型に走っている。

去年は、私の、「エバラ焼肉のたれ黄金」風キンキラキンジャケットに匹敵する、「鶴橋国際商店街歳末大売出し」風キンキラキンドレスで、会場を沈黙させた。

U山さんの衣装がシブくなかったときのことを考えて、「ベルサイユのバラオスカル風フリルビラビラブラウス」を持っていった。

衣装を確認するため、女性出演者控え室をのぞきにいった。
のぞき見にいったのではありませんよ。
ノックすると、70代と思える女性が現れて、一瞬ギョッとした。
異様である。
しかし、異常な人ではなく、ハワイアンをやる人だ。

U山さんを見て、即座にこっちは、「オスカル風ビラビラブラウス」にすることに決めた。
U山さんは、鮮やかなブルーのドレスを着ていた。

作り手の意図ははっきりしている。
自慢のナイスバディを見せびらかすために作られたドレスだ。
後は着る人の自己責任だ。

「見よ!このナイスバディドレス」姿のU山さんと、ギターを持ったビラビラブラウスの私が、仲良く並んでいるのを見て、1950年代に全米を湧かせたおしどりコンビ、レス・ポールとメアリー・フォードを思い浮かべた人が居るかもしれないし、あるいは、1950年代から60年代にかけて、大阪を沸かせた夫婦漫才、暁伸とミス・ハワイを思い浮かべた人もいるかもしれない。

さて、演奏は、予想された誤差の範囲内で収まったと思う。
私の演奏を見たボーカル科のYさんに言われた。
若草山とえらい違いますねー。緊張してましたねー」

してました。