若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キケロと対立教皇

『古代のキリスト教徒と軍隊』に、キケロが出てきた。古代ローマの政治家で雄弁家で哲学者ということくらいは学校で習った。雄弁家とは?ただのおしゃべりではないと思うが、ただのおしゃべりだったかもしれない。いずれにせよ彼の名前を知っているだけだ。…

『古代のキリスト教徒と軍隊』

なぜそんな面白くなさそうな本を読むのかと思うのは素人の浅はかさである。面白いと評判の本を読んで面白かったとしても面白くないではないか。面白くなさそうな本を苦労して読んで、面白いところを一箇所でも見つけるのが面白い。そういう経営理念に基づき…

やわらちゃん

柔道の谷亮子選手が、妊娠のため世界選手権への出場を辞退した。テレビで記者会見を見る。「ハッピー系」の人の「ハッピー会見」だから、見ていてもハッピーだ。出産後も選手生活を続けるそうだ。次のオリンピックでも金メダルを目指したいと意欲的に語って…

オフ会?

きのうは家内といっしょに、インターネットで知りあったFさんと初めてお会いした。関東から出張でこちらへこられた機会にお会いしたのだ。五年前、日本国憲法について調べている時、Fさんのホームページ「滴水亭」に出会った。憲法の制定過程などについて…

ベヘモット

本を読んでいて、「?」と思うことが時々ある。最近図書館で借りた本。題名も覚えていないが、戦後すぐアメリカへ留学した女性が書いた本だ。読み始めてから知ったのだが、著者は黒田アーサーという人のお母さんだそうだ。黒田アーサーって誰じゃ?著者は、…

健診旅行

朝、NHKの「街角情報室」という番組を見ている。見ていると言っても出勤前の二、三分だ。色々な新しい商売を紹介する番組でなかなか楽しい。始まるときが特に好きだ。若い男女のアナウンサーが登場するのだが、放送が始まるのをじっと待っていて、カメラにう…

『まがたま模様の落書き』2

本のことを書こうと思っていたのに、本屋のオヤジのことを書いてしまった。この本を注文したことは覚えていたが、題は忘れていた。18歳のときオランダの銀行の日本支店勤務を命じられて、昭和25年から二十数年を日本で過ごしたオランダ人の回想記である。前…

『まがたま模様の落書き』

本屋に寄ったら、だいぶ前に頼んだ本が来ていた。奈良に引っ越してからは、会社の帰りに、駅の高架下の小さな本屋で注文する。東大阪に住んでいた頃は、約二十年間、ショッピングセンターにある中くらいの本屋で買っていた。好感の持てる本屋さんだった。な…

誕生日

今日は私の誕生日だ。59歳である。うれしくもないが、やはりなんとなくおめでたい気はする。しかし、家内や娘から、「おめでとう」と言われると、い、いやべつに、という感じだ。なんか違うな、と思う。人から「おめでとう」と言ってもらうほどのことでは…

スポーツ関連

この一週間、Yさんにつき合わされている間に、スポーツの世界でもいろいろなことがあった。大リーグ関係では、野茂投手が二百勝、イチロー選手が千本安打という、野球にたいして興味のない私にとっては、そーですか、というニュース。数字というのはいい加…

クールビズ

この一週間、Yさんにかまけている間、世の中は大きく動いていた。「クールビズ」でっせ、「クールビズ」!なんじゃそれは?実におぞましい響き、「クールビズ」小泉さんよ、安倍ちゃんよ、靖国の英霊がさぶがってるで。日本語使わんかい。日本語使わんでも…

「思い出のグリーングラス」8

え〜かげんにせー、という声が強いので先を急ごう。結論から言うと、Yさんは、さんざんもったいをつけ、気をもませ、じらした挙句、2番もすんなり歌いだしたのだ。ここまで引っ張っておいて、なんという人じゃ。Yさんが、すんなり歌いだしたそのとき、「…

「思い出のグリーングラス」5

1番を終わろうとしたところで私の頭に黒雲のように疑念が沸き起こった。さっきの、サウンドチェックのときのYさんの、あのもたつきぶり、ずれ方、はずれ方、乱れ方は一体なんだったのか。あれは、私を欺くための一世一代の大芝居だったのか。本番でも大荒…

「思い出のグリーングラス」4

この曲の歌い出しが難しいのは「ウラ」から入るからだ。ヤマハに入って初めて、一拍にオモテとウラがあるのを知った。Yさんのようにリズム感に難のある人にとって、この「ウラ」から入るというのが大変難しいのである、などと書くと、あんたにひとのことが…

「思い出のグリーングラス」3

奈良を代表するおしゃれなライブバー「Y&Y」につめかけたのは、Yさんと私を見るのはこれが初めて、単なる音楽好きなおじさんと思い込んでいるおめでたい人たちがほとんどで、まさか私たちがヤマハ・アミューズ西大寺が抱えるダブルダイナマイト、オール…

「思い出のグリーングラス」2

しゃべるくらいはいくらでもしゃべる。実は演奏の前に何かしゃべろうかと思っていたのである。バンドでやるときは私があほなことを言って、お客様に心の準備をしていただく。少々ずれようが歌詞を忘れようが、散々あほなことを言った後ならお互い気まずい思…

「思い出のグリーングラス」

きのうはヤマハの発表会。この日記の読者の中にも固定ファンの多い、安森さんじゃなかったY森さん改めYさんの歌とギター、そして私のギターで「思い出のグリーングラス」をやった。今度はどんな失敗をしでかすかと期待しておられる方も多いと思うが、今回…

個人情報保護

朝日新聞奈良版。明日投票の、大和郡山市長選挙の候補者が紹介されている。現職と新顔の一騎打ちだ。現職市長の写真は出ているのに、対立候補の写真はなくて、名前の横に灰色の四角形が印刷されているだけだ。大変なミスだ、と思ってよく見ると、「候補者の…

あじさい

最近駅の広告が少ない。ホームで、空いた看板を見るのはなんとなくさびしい。広告なんかなければないでいいのだが、「ほんとはここに広告があるはずなんですが・・・どうも困ったもんです」という感じがさびしい。ある病院の看板が新しくなっていた。以前、…

漣健二さん

「さざなみけんじ」さんが亡くなった。私、あるいは私たちの世代にとって、「特別の人」だと思います。私が中学時代に聞いた音楽は、アメリカのヒット曲を日本人歌手が日本語で歌ったものが多い。そのほとんどが、「訳詞:漣健二」だった。当時の印象として…

『コラムばか一代』

私は特に言葉にうるさい方ではないと思う。「言葉の乱れ」という言い方というか考え方というか、そういうものに疑問を感じる。そういう考え方からすればすべての言葉は乱れっぱなしだろう。今の日本語を読んだり聞いたりしたら、柿本人麻呂とか紫式部は「な…

まねしごんぼ

子供のころ、人の真似をした子を、「まねしごんぼ!」と言ってはやした。朝刊に、『おとなのロック』という「雑誌的書籍」の広告が出ていた。少し前に、『アエラ』の特集号で似たようなのが出たところだから、「まねしごんぼ」と思ってしまう。娘たちが小さ…

アコースティックライブ

6/12の、アコースティックギター科とボーカル科の発表会に私も出る。エレキギターを習っている私が、なぜそんな発表会に出るのか、またビデオ撮影係だろうと思う人があるかもしれんな。私は、二、三年おきにアコースティックギターを弾いて歌う。どういうわ…

恐怖のほら穴

きのう、NHKの「クローズアップ現代」で、恐ろしい地下洞の話を取り上げていた。大日本帝国陸海軍が、さまざまな目的で掘った地下洞だ。それが全国に何千も残っているそうだ。その上に建った家を買って、穴が崩れて住めなくなった人もいる。国は、そういう穴…