若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

祈る人

会社の近くに神社がある。朝8時ごろその前を通ると、手を合わせて祈っている人たちがいる。拝殿の前で祈る人、鳥居から祈る人、ちょっと手を合わせて去っていく人、身じろぎもせず祈り続けている人。祈る人が気になりだしたのはいつごろからだろうか。子供が…

線路をはさんで

朝の駅で。階段を上がってプラットホームを歩いて行く。中ほどで若い女性が、ケイタイでメールを打っている。向こうから男がその女性の方に歩いてくる。それほど混み合っているわけではないから、女性をよけて通ると思ったら、男は「どけっ!」と言わんばか…

愛のメッセージ

某信用金庫から送られてきたパンフレット。「ビジネスアンドライフを刺激するアイデアクリエイティングレポート」だそうだ。このうたい文句だけで中身の程度がわかる。私が刺激されるはずがない、と思いながら読み始めたが、最後のページの「愛のメッセージ…

漱石の低温部

江藤淳著「夏目漱石」を読みかけてやめた。「第五章:漱石の深淵」とか面白く無さそうなタイトルがならんでいるので、「第六章:『猫』は何故面白いか?」から読み始めた。私が、「我輩は猫である」が好きだと言ったら、「フフン、そんなとこだろう」と鼻で笑う人…

熟年イナゴライダー

今日は家で、発表会で演奏する「175R(イナゴライダー)」の「空に唄えば」を練習。自分で作った打ち込みのリズムに合わせてギターを弾いていると、家内がやって来て歌いだした。家内もこの曲が結構気に入っているのである。ライブビデオで、熱唱するボー…

死亡推定時刻

小学校の参観日で、親の私語で困っているという話。四十数年前の「参観日」は緊張のひと時であった。先生も生徒も親も緊張であった。私が住んでいたのは「高級住宅街」ではなかったので、お母さんたちは、いかにも「ムリしてます!」という感じのよそ行きの…

呼び捨て御免

新聞の、「家庭不用品譲ります」欄。「絵本一箱。500円」妥当である。「講談社童話全集18巻。350円」むむ・・・・。悩ましい価格設定だ。「探してください」欄。「雑種猫がいなくなりました。見つけた方連絡ください。名前は『ドラミ』です」むむ・・・・。…

レミングス

朝日新聞朝刊の「科学面」の記事はショックであった。グリーンランドなどに住む、レミングスというネズミみたいな動物に関する記事だ。「レミングス」というと「集団自殺」で有名だ。繁殖力が旺盛な動物で、数が爆発的に増えると、大集団を形成して暴走し、…

朝日新聞に問う

滋賀県で、また信号機が盗まれたという記事。視覚障害者用の、「ピヨピヨ、カッコウ」と鳴る信号機だ。3月にも、「滋賀でまた信号機盗難」という記事が出ていた。朝日新聞は、この「ピヨピヨ信号機連続盗難事件」をどんなつもりで取り上げているのだろうか。…

ギター立ち往生

昨日、「ホテルカリフォルニア」のギターソロで止まってしまった。弾いている途中で止まるのは私だけではない。土曜日、琉金之助君のギターを聞きに行った。彼は、二ヶ月に一度くらいのペースで、奈良市内のレストランでライブをしている、というと、とても…

ウイーン少年イナゴライダー

今日はヤマハの発表会のリハーサル。私は3曲やる。最初は、Y森さんがリーダーの西洋ナツメロシリーズバンドで「悲しき街角」Y森さんの歌がいつになく全然ずれなかったので本番が心配だ。指導の先生は、「いいでしょう」の連発で、あっさりOK。2曲目は、私の…

プロジェクトX!巨大タンク群を守れ!

先日の表彰式で講演があった。演題は「多発する産業事故災害の概要と教訓」式にふさわしい演題なのかもしれない。最近は、この種の講演でも話すだけではなく、ノート型パソコンとプロジェクターをを使って、色彩豊かな画像を交えて視覚に訴えるものが多いの…

胸にピンクのバラの花

昨日の午後、私は大阪市内のホテルのロビーで、胸にピンクのバラの花をつけて大阪城を眺めていた。さすがイケメンナイスミドル!おっしゃれー!と感心した人は浅はかである。表彰式なのであった。布製のピンクのバラに紅白のリボンがついていて、おしゃれと…

「ちゃりんぼ」

「ちゃりんぼ」という制度は、大阪だけではなく、全国どこにでもあったのだろうか。大阪には今でもあるのだろうか。私が子供のころ、近所の子供たちが大勢集まって遊んだ。遊びを主導するのは、小学校高学年だ。小学一年生とか、幼稚園児は、同じレベルで遊…

俳句は下手でかまわない

朝刊の俳句雑誌の広告。特集「俳句は下手でかまわないか」「俳句は下手でかまわない」というのは、結城昌治さんの本の題名だ。結城さんは小説家で、俳句も作った。意表をつくタイトルにひかれて読んだ。私のような俳句の素人にはなじみのない作者の作品もた…

あした遊ぼな!

昨日、会社の帰り。自転車に乗った小学三年生くらいの男の子が、道端に立っていた男の子に向かって「あした遊ぼな!」と、元気よく叫んで去って行った。よろしい!非常によろしい!私が子供のころは、近所の家の玄関で「○○ちゃん、遊ぼ!」と叫んだものだ。…

「チャット」

小学生が同級生を殺した事件で、「ホームページ」や「チャット」もきっかけの一つのように報道されている。「チャット」というのを私は知らないが、たぶん、「掲示板」を使って「おしゃべり」するのだろう。これは結構難しいと思う。文章でおしゃべりは難し…

聖火リレー

アテネで開かれるオリンピックの聖火リレーが始まった。聖火の「採火式」は、3月25日オリンピアの遺跡で行われた。太陽光を凹レンズで集めて点火する方式だが、悪天候の場合は採火できないので、国際オリンピック委員会では太陽へロケットを飛ばして、直接太陽…

「空に唄えば」

ヤマハの発表会でやる「空に唄えば」の練習時間が決まった。その曲をやりたいと言い出した人が、他のメンバーに連絡を取って時間を決めることになっている。この曲は、中学一年生の男の子だ。家内が、「『空に唄えば』の人から電話」と言うので、出ると中年女性…

朝日新聞に問う

朝刊。奈良交通榛原営業所内に停めてあった路線バスから、車内アナウンステープ14本(2万円相当)を盗もうとした20代と40代の男二人が逮捕された。このテープは、「次は○○でございます。危険ですから、バスが止まるまで座席から立たないでください」などと…

赤い糸で「勝利」

新聞の「さしあげます」欄。「5月生まれ雑種猫オスメス10匹」「5月生まれ雑種猫オス5匹メス2匹」他人事ながら、どーするの?と思う。いろんな日記の中で、面白いのは「ダイエット日記だ」申し訳ないが、というか、お気の毒だがというか、面白い。その「…

昭和基地便り

朝日新聞特派員報告。今日は昭和基地から。前に、「昭和基地では部屋を出るとき鍵をかけなくてもよいのだ!」と、南極大陸の治安のよさに感激していた人だ。この特派員は、近々南極内陸部への調査に同行するらしい。知り合いの探検家からメールが来た。「凍…

「日本帝国の申し子」を読む

ハーバード大学教授カーター・J・エッカート著。韓国の資本主義は、日本統治時代に生まれ、はぐくまれたと主張する書物だ。この本の訳は韓国では出版されていないそうだ。近代的なものが、日本によってもたらされたと言う説に反発する韓国のナショナリズムの…

私を蹴って!

昨日、母のいる施設で。先日私を指差して、「バカ!」とののしった女性、いつも怖い顔のKさんが、人形を抱いている。20センチくらいの、「あかちゃん人形」だ。Kさんはニコニコと、まるで本当の赤ん坊に対するように笑いかけ、話しかけている。Kさんの言葉は…

年金法案強行採決

年金法案の強行採決に対して厳しい批判がなされているが、私は「強行採決」の方が「強行採血」よりマシだと思う。ムリヤリ血を抜かれるのはいやだが、自分の意志で献血するのは良いことだ。私は二十代の頃よく献血した。「趣味は献血」と言うくらいだった。時々…

ローマ法王とアメリカ大統領

テレビのニュースで、ローマ法王とブッシュ大統領が並んでいた。法王が何か読み上げていた。ブッシュ大統領は、法王が何を言っているのかわからなくて困っているようだった。「ローマ法王とアメリカ」という組み合わせになんとも思わない人がほとんどだろう…

追い剥ぎ

「追い剥ぎ」というと、「日本昔話」に出てくるひげだらけの間抜けな男というイメージで、なんだかほのぼのとした感じさえ漂うように思うが、国語辞典で見ると、「路上で人を脅し、金品や衣類を奪うこと」とあるから、今で言う強盗みたいなものというか、強…

朝日新聞に問う

「自転車泥棒」と言えば、ビットリオ・デシーカ監督の傑作だ。第二次大戦直後のイタリアの、貧しさゆえの悲劇を描いている。「四百四病の病はあれど、貧ほど辛い病はない」という、浄土真宗のお説教の一節を思い出す。今朝の朝刊。奈良市内の交番に、自転車…

詩とは何か

「詩とは何か」という問題は、今の私にとって極めて重大なことではなく、どうでもいいことだ。誰かが、「これが詩だ!」と言えば、「ああ、そうですか」と言うだけだ。しかし、小学三年生のときの私にとって、「詩とは何か」と言うのはかなり重要な問題であ…