若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

その後の金柑

我が家の鉢植えの小さな金柑に青虫が二匹ついて、葉っぱをむしゃむしゃ食べていたと思ったら、鳥に食べられたか、二匹ともいなくなった。青虫がいなくなってからの金柑は、気の毒なほどみすぼらしい。悄然として、やっとこさ立っているという感じだ。よほど…

ホステスからヘルパーへ

朝刊の記事。興行ビザで日本に来てホステスとして働いていたフィリピン人女性が、日本人と結婚して、現在老人施設でヘルパーとして働いている。だいぶ前に読んだ特派員報告を思い出した。ベルギーだったかルクセンブルグだったかに二年ほどいた人だった。む…

今朝のカラス

私が乗るバスの停留所は公園の前にある。公園のケヤキにカラスがとまっていた。ケヤキの枝を折っている。くちばしではさんでポキポキ折っている。はじめは小さな枝だったがどんどん大きな枝を折る。ポキッ!ポキッ!と音を立てて折る。折られた枝がケヤキの…

かたつむり

かたつむり、別名でんでんむしは好感が持てる。幼稚園への行き道で、生垣にいるのを見つけたのが最初の記憶だが、それ以来なんとなく好きだ。今朝家を出ると、地面をはっていた。雨が降っていていい雰囲気なのだが、地面をはってはぶちこわしだ。哀れな気が…

『ともだち』

新聞の書籍広告。谷川俊太郎・和田誠著『ともだち』「友達の大切さを、やさしい言葉で伝える小学生向け絵本」気に入らん。小学生にやさしい言葉は要らぬお世話だ。小学生に限らず、「ただいま勉強中」の若者に「やさしい言葉」無用。はったりはだめですが。…

「日本語がお上手ですね」

朝日新聞の読者投書欄。スエーデンからの留学生の投書。日本に来て一年、楽しい思い出とともに帰国するのであるが、気になることが一つある。町で買い物をするときなど、必ず「日本語が上手ですね」と言われる。そんなお世辞は言ってほしくない。私は日本語…

自爆テロ

「自爆テロ」というと、やけくそでむちゃくちゃな凶悪犯罪という気がするし、「自爆攻撃」というと、計算ずくの捨て身の戦法という感じがするし、「特攻」となると、感動する人もいるくらいだからネーミングは難しい。「神風特攻隊」に感動する人がいるのだ…

青虫の一生

今年買った鉢植えの小さな金柑に、家内がアゲハの幼虫を見つけた。鳥の糞がついているのかと思ったそうだ。それくらい似ていた。大自然の不思議である。これはアゲハの幼虫だと思って、次に気づいたときは青虫になっていた。二匹である。十数年前、庭の金柑…

「私の大好きなお父様」

昨日、次女が高校時代の友達、A子さんの結婚式に招かれた。高校は音楽科だったので、学校の発表会は何度か聞きに行った。A子さんが、「恋とはどんなものかしら」を歌ったことがある。声量が豊かでなく、音程が不安定な彼女の歌を聞いて、曲の感じがよく出…

金柑

今年のはじめ、庭に金柑の鉢植えを置いた。今朝、家内が、青虫がいると言うので見ると、なるほど二匹いた。不思議である。小さな鉢植えの金柑を、アゲハが見つけて、いつの間にか断りもなく卵を産み付けていたのだ。アゲハがふらふら飛んでいるのを見かける…

老化防止

「国際フリーラジカル学会」というのがあるそうだ。名前を聞いただけではなんの学会かわからない。「フリーラジカル」というのは、老化を促進する「もの」らしい。では、この学会は、人類の老化を促進して、人口爆発を抑制しようという学会なのか。ちがう。…

テネシーワルツ

なつかしい曲だ。この曲にまつわる思い出があるわけではないのに、なつかしい。心の「なつかしさ」の部分を刺激するメロディなのだろう。あるいは、こういうメロディを聞くとなつかしさがこみ上げるように教育されたのかもしれない。アフリカのジャングルに…

もったいない

ケニアのノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさんが日本に来たとき、「もったいない」という言葉を世界に広めたいと語ったそうだ。お願いします。日本人には無理だ。世界を股にかけてありとあらゆるものを売り歩きながら、「もったいない」は無理だ。…

私たち

バス停に「犬を探しています」という張り紙。久しぶりである。遠慮して、掲示板に張らず、駐車場の金網に苦労してはりつけてある。いいんですよ、掲示板に張ってください。犬種は柴犬で、色は白で、名前がシロ。特徴は耳が茶色い。この張り紙は、心に訴えて…

七夕

今日は「七夕」だ。「たなぼた」ではない。似ているようだが、ちがう。「たなぼた」は、棚からぼたっと落ちてくることだ。「たなばた」は、棚からばたっと落ちてくることではない。「棚ぼた」とは、予期せぬ突然の幸運が舞い込むことだ。農家の人が、農協の…

郵政改革

郵政改革とは何か。郵政の改革だ。郵政とは何か。郵便のことであるなら、郵政改革は単純でわかりやすく、行いやすいと思うが、郵便に始まって、貯金とか保険とか、手紙はがきのほかに莫大な金がからまってしまっているのでわかりにくい。わかりやすそうなこ…

私のお尻をかんだ犬

時々、ふと思い出すことがある。思い出そうとして思い出すのではない。どういうわけか、ふと思い出す。そういうときに私は私の脳に聞きたくなる。いったい何をしているのだ。私の脳なのに、私の了解もなく、勝手にいろんなことを思い出す。私が思い出そうと…

説教を聞く

説教を聞いたことがある。先生やオヤジの説教ではなく、宗教の方である。二十数年前のことだ。得意先の創業者である老会長が、某宗教の熱烈な信者だった。しかし、そういう人にありがちな「困った人」ではなかった。私にとって、祖父のような年齢の人だった…

『説教と説教者』

「若草鹿之助商店面白くなさそうな本を読んで面白いところを見つける事業部」の活動が活発だ。著者ロイドジョンズ博士は、ウエストミンスターチャペルで三十年にわたって説教を続けたイギリスでは非常に有名な人だ。著書も多く、『山上の説教』『試練の中の…

自転車

きのう、自転車で走っているお坊さんを見かけた。若いお坊さんで、髪の毛も伸ばしているから、衣を着ていなかったら、「おにいちゃん」だ。このお兄ちゃん的お坊さんは、缶コーヒーを飲みながら自転車に乗っていた。単なるおにいちゃんならどうということは…