若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

頭で作るな

NHKテレビの「ようこそ先輩」は楽しい番組である。学問、芸術、スポーツなどいろんな分野で活躍する人が、自分が学んだ小学校のクラスで授業をする。面白い企画だが、視聴者を面白がらせるには難しい企画だ。小学生を相手に、二回の授業で面白い結果が出るわ…

鯛の刺身

28日は高校の仲間で忘年会。師走も末の28日に、仕事や家族の関係でもなく、ただふらふらと飲もうという気楽な男4人女3人が集まり、威勢よく乾杯のあと、年金の話と退職後どうしたらいいのかという切実な話題で大いに盛り上がった。いつも幹事役をつとめてく…

一年

この一年はどんな年だっただろうか。『今日はラッキー!』を本にしたので、記念すべきいい年だったと言える。しかし、本ができるまでは楽しみだったが、できてしまうと、なんだか、「おしまい」という感じでさびしい気もする。首が痛くなって救急車で病院に…

屋名池誠『横書き登場』

縦書きと横書きについて考えたこともなかった。日本は元々縦書きである。しかし、お寺の門にかかっている額は右から横書きだ。「寺大東」とか「寺隆法」とか。書道の作品にも、横長の紙に漢詩などを右から横書きしたのがある。「暁覚不眠春」ところが、そう…

いのしし

来年は「いのしし」である。「いのしし」はなじみのない動物だ。たぶん、実際に見たこともない。父が「いのしし」だったというくらいの関係だ。私が「いぬ」で、妹が「ねずみ」で、母は「うさぎ」だった。母は一月生まれだ。誰かに、本当は年末に生まれて「…

競馬

珍しくテレビで競馬を見た。競馬はまったく知らないが、「ディープインパクト最後のレース!」と騒いでいるので見る気になった。今回のディープインパクトのように、時代時代の強い馬の名前は私でも何となく知っている。昔、シンボリルドルフという馬がいた…

おかあちゃんは今日もパチンコ

小学一年の時の担任の先生について、あまり記憶がないことに気づいたが、同級生のこともほとんど覚えていない。すぐ名前が浮かんだのは、「金玉蓮ちゃん」という女の子だ。私の心に鮮烈な印象を与えた派手な名前だった。その子は派手な子ではなく、名前を覚…

ステッキ

新聞の広告。『声に出して活かす論語70』声に出すのと鉛筆で書くのと色を塗るのがはやりだ。はやりとは言え次々とよく出すもんだ。そういうシリーズの中にあって、この本は、「活かす」というのと、「70」というのがミソなのだろう。ただボーっと声に出すだ…

クリスマスパーティ

クリスマスパーティといえるほどのものは経験したことがない。思い出すのは、小学一年のときの「学級クリスマスパーティ」であるが、なにしろ小学一年のときだから、思い出すのは、といっても思い出せるほどのことはない。ながつか先生は、なぜそんなとんで…

十大ニュース

また「十大ニュース」の時期だ。新聞に、今年は国連加盟五十周年という見出しが出ていた。五十年前の十大ニュースのトップだろう。当時10歳の私にとっても、うれしかったニュースの一つだ。子供のころうれしかったニュースに、日本が南極観測隊を派遣すると…

クリスマスケーキ

朝日新聞朝刊、社会面の「青鉛筆」というコラムは、その時々の楽しい話題を取り上げる。今朝は季節にふさわしく「クリスマスケーキ」かと思って読み始めてむかついた。高島屋大阪店で、一億円のクリスマスケーキを店頭で売り出した。高さ約35センチのケーキ…

ふたご

昨日の朝、駅のベンチに座ってたら、「おにいちゃ〜ん」というかわいい声が聞こえた。見ると、私学の制服を来た小学高学年のよく肥えた大きな男の子の後から、やはり制服の、一年生くらいのちっちゃな女の子が二人追いかけてくる。大きなランドセルに大きな…

高級腕時計

朝日新聞に、高級腕時計が売れていると書いてあった。写真が出ている。高級そうだ。数字がでたらめにならんでいる、「クレージーアワーズ」という時計もある。高級腕時計を一度だけ実際に見たことがある。電車で、前に座った二人組みの男性の一人が、「コレ…

グレート・マザー

世界最高齢者、エリザベス・ボールデンさん(116歳)がアメリカ、テキサス州メンフィスの老人施設でなくなった。後を引き継ぐ、新・世界最高齢者は紹介されていない。探してるのだろう。我と思わん方は名乗り出てください。ボールデンさんは、孫が40人、ひ孫…

門灯

家内が、玄関ドアと門灯を変えたいという。家内は、部屋の模様替えが好きだ。といっても、私が親しく知っている主婦は、母と家内だけなので、母と比べてということである。最近は、体力気力の衰えからか、小さなテーブルやイスくらいしか動かさないが、昔は…

ベストセラー

本屋に注文してあった『風の影』が上下二冊そろった。下巻だけ先に来ていたのだ。本屋の親父は、「どうします?」と聞いたが、下巻だけ買うわけにはいかんではないか。これは、世界的大ベストセラーで、朝日新聞書評欄大絶賛の、要注意本だ。何度かだまされ…

散髪

三十年近く同じ店に通っている。料金は、上がっているのだろうが、たいして変わっていないように思う。中学一年の英語の授業で、先生が、アメリカでは散髪代が10ドルです、と言ったとき腰を抜かさんばかりに驚いた。3600円!その少し前はやった歌に、月給138…

大感謝祭

むなしい言葉というか、気の毒な言葉の代表格が、「大感謝祭」である。「感謝」というのは、美しいいい言葉だ。字を見ただけで心が温まる。「祭」も楽しい。字を見ただけで心が浮き立つ。「感謝」の「祭」となると、全身全霊をあげてというか大地に身を投げ…

葬式の時流してほしい曲

朝日新聞夕刊、「私の一枚」。各界の著名人が、わが心の音楽を語る。薬師寺長老松久保秀胤さん(78)は、自分の葬式の時、モーツァルトの「バイオリンとビオラのための協奏交響曲」を流してほしいと語っている。松久保さんは、この曲のLPやCDは何枚も持って…

ビジネス

商工会議所の月報に、「服飾コーディネーター」という肩書きの女性が書いている。ネクタイに赤い色が入っていると、見る人に「決意」を示すことができる。紺の背広は、なんだったか忘れた。白いワイシャツもなんだったか忘れた。ビジネスの場で、もっと服装…

『日本思想という問題−翻訳と主体』

若草鹿之助商店面白くなさそうな本を読む事業部営業報告。目次を見る。「翻訳の主体・乗り継ぎする主体」「存在被拘束性としての日本の思想」「テレサ・ハッ・キュン・チャの『ディクテ』と回帰なき反復」手ごわそうである。著者のコーネル大学教授酒井直樹…

最高です。

昨日の帰り、駅前でバスを待っていたら、うしろで「こんばんは!」という声がした。なんだか聞きおぼえのある声だ。私に言ってるのではないだろうと思いながら振り向いたら、あの女性だった。一年ほど前から、駅前でお経のようなものを唱えたり、改札口を出…