若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

クリスマスケーキ

朝日新聞朝刊、社会面の「青鉛筆」というコラムは、その時々の楽しい話題を取り上げる。
今朝は季節にふさわしく「クリスマスケーキ」かと思って読み始めてむかついた。

高島屋大阪店で、一億円のクリスマスケーキを店頭で売り出した。高さ約35センチのケーキに、合計5カラットのダイヤモンドをちりばめてある。同店に入居する洋菓子店のオーナーシェフが作ったそうだ。ワシをなめとるんか。客を、いや人間をなめとるんか。ケーキをなめとるんか。

高島屋が作れというのは、気の毒だが仕方がない。浅ましい。恥さらし。なんと言われても、話題になったら勝ちと思っているのだ。商売は大変だ。
ここまでしなくてもいいように、歳末高島屋募金をしてあげたい。
作るほうはどんな気持ちなのか。高島屋によほど借金でもあるのか。このオーナーシェフは、どんな気持ちでケーキにダイヤモンドをちりばめたのだろうか。

吐き気のするような話である。これではケーキがあまりにもかわいそうだ。
なぜかダイヤモンドに同情する気は起きない。
どちらかやるといわれたら、ダイヤモンドをもらうけど、とりあえずケーキのために闘いたい。

一番むかつくのは、朝日新聞だ。何を考えているのか。こんな話題を取り上げて。無視すればすむことだ。

ついでに一面の書籍広告。
朝日新聞社の『俳句朝日』の「大特集」
「日本は伝統と長寿と俳句の国」

なんじゃそれは。『俳句朝日』の老人宣言か。

大きな字で、表紙とグラビアが「悠仁さま愛子さま」だと書いてある。
ワシをなめとるんか。読者を、いや人間をなめとるんか。俳句をなめとるんか。
悠仁さま」が「愛子さま」より上なのか。
愛子さま」をなめとるんか。

目をそむけたくなるような広告なので目をそむけて隣の「植物と暮らすライフスタイルマガジン」の広告を見て思わず目をこすった。

「プラントドクター:お助け豚」

お、お助け豚・・・?
どんな豚じゃ。
と目をこすって見直したら、「お助け隊」だった。
朝日新聞を許す。