突如、頭の中で若い女性歌手の元気のいい歌声が鳴り響いた。
「♪お帰りなさいと私は言うわ」
なんだこれは?
「♪おっか~え~り~なっさいっと~」
パンチの効いた歌声である。
そこまでしか鳴り響かない。
堂々と鳴り響く。
なんだこれは?
誰だこれは?
「お帰りなさいと私は言うわ」と入力。
ありました。
『つみな人』。作詞 なかにし礼:作曲 鈴木邦彦:歌 黛ジュン。
黛ジュン1967年の大ヒット『恋のハレルヤ』のB面の曲でした。
120万枚突破の大ヒットのB面なのでついでにラジオで流れることがあって私の脳にまぎれこんでたようです。
どれほどの大ヒットだったか。
大学美術部で1年先輩音痴のAさんが所かまわず突然「♪ハレルヤ~!」と叫びだすほどの大ヒットだった。
Aさんが「ハレルヤ~!」と叫んで私が「いや、曇るでしょう」と答えてAさんが黙り込むというパターンが何度も繰り返されるほどの大ヒットだった。
なぜこんなことを思い出したのであろうか。
Aさんの身になにか・・・。